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【Noside】
『いやぁ、ごめんなぁ〜』
神楽「どうするアルか!!」
『いや、脱出ルートはあるで?
じゃないと自分ただのアホやん?』
銀時「じゃあ早く教えろよ!!!」
『いや、それがな?
向こうにあるんやけど……』
と、いいながら銀時達の背後を指差す目の前の人物
それにつられて3人が後ろを向けば、
『どうやら、騒ぎすぎたみたいやで?』
刀をこちらに向けた攘夷志士が数名走ってきていた
どうやら男だけでなく万事屋も標的になっている様子
「何を騒いでいる!!」
新八「いや僕ら味方っ!!
もう違うけど!!」
銀時「クソッッ!逃げんぞ!!!」
神楽「卵かけご飯生活に逆戻りアルゥゥゥ!!」
『あ〜っと、こっちやで〜』
銀時「てめぇは後でぶっ飛ばす!!!」
『んふ、いやぁ、仕事の邪魔したみたいやし
なんか後でお詫びするわぁ、それで堪忍なぁ』
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『……ん、何とか撒けたみたいやな』
新八「……だいぶ走りましたよ…」
銀時「早く帰るぞこんなとこ……」
神楽「お腹空いたアル……
もう卵かけご飯でいいネ……」
銀時「おい、出口は?」
『ん、そこのちょっと色が違う床板叩いてみ
階段が出てくるで』
言われた通りに銀時が床板を強く叩く
からん、と乾いた音が響くと共に
床が外れ階段が姿を現した
『ほんじゃおつかれさん、
お仕事相手はきちんと見極めんとな
ほな、ここでお別れや』
新八「あれ、あなたは帰らないんですか?」
『いや、まだここに来てなんもしてへんもん
その階段は下っていけばすぐ外に出れるから
案内もいらんと思うで』
銀時「また戻んのか?」
『仕事やからな、やらんとあかんし慣れとるんよ』
新八「えぇ…まさかあなたも攘夷志士……」
『いや、ちゃうよ、幕府の人間でもないけど
……あ、そろそろ行かんと
アンタらも早く行かんと帰れへんで〜』
新八「え、それってどういう……
あ、行っちゃった」
銀時「ハァ………
マジで1日無駄にした、無駄に疲れた……
無駄に糖分消費した……結局報酬もねぇし……
つかあいつ何なんだよ」
神楽「真っ黒で顔も見えなかったアルナ
新八「名前も聞いてませんでしたね」
銀時「ま、どーでもいいだろ
早く帰んぞぉ〜」
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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時