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4・ ページ5

【Noside】






『いやぁ、ごめんなぁ〜』




神楽「どうするアルか!!」




『いや、脱出ルートはあるで?

じゃないと自分ただのアホやん?』




銀時「じゃあ早く教えろよ!!!」




『いや、それがな?

向こうにあるんやけど……』






と、いいながら銀時達の背後を指差す目の前の人物

それにつられて3人が後ろを向けば、





『どうやら、騒ぎすぎたみたいやで?』





刀をこちらに向けた攘夷志士が数名走ってきていた

どうやら男だけでなく万事屋も標的になっている様子






「何を騒いでいる!!」




新八「いや僕ら味方っ!!

もう違うけど!!」




銀時「クソッッ!逃げんぞ!!!」




神楽「卵かけご飯生活に逆戻りアルゥゥゥ!!」




『あ〜っと、こっちやで〜』




銀時「てめぇは後でぶっ飛ばす!!!」




『んふ、いやぁ、仕事の邪魔したみたいやし

なんか後でお詫びするわぁ、それで堪忍なぁ』










━━━━━━━━━━━












『……ん、何とか撒けたみたいやな』




新八「……だいぶ走りましたよ…」




銀時「早く帰るぞこんなとこ……」




神楽「お腹空いたアル……

もう卵かけご飯でいいネ……」




銀時「おい、出口は?」




『ん、そこのちょっと色が違う床板叩いてみ

階段が出てくるで』






言われた通りに銀時が床板を強く叩く


からん、と乾いた音が響くと共に

床が外れ階段が姿を現した





『ほんじゃおつかれさん、

お仕事相手はきちんと見極めんとな


ほな、ここでお別れや』




新八「あれ、あなたは帰らないんですか?」




『いや、まだここに来てなんもしてへんもん


その階段は下っていけばすぐ外に出れるから

案内もいらんと思うで』




銀時「また戻んのか?」




『仕事やからな、やらんとあかんし慣れとるんよ』




新八「えぇ…まさかあなたも攘夷志士……」




『いや、ちゃうよ、幕府の人間でもないけど


……あ、そろそろ行かんと

アンタらも早く行かんと帰れへんで〜』




新八「え、それってどういう……

あ、行っちゃった」




銀時「ハァ………


マジで1日無駄にした、無駄に疲れた……

無駄に糖分消費した……結局報酬もねぇし……


つかあいつ何なんだよ」




神楽「真っ黒で顔も見えなかったアルナ




新八「名前も聞いてませんでしたね」




銀時「ま、どーでもいいだろ

早く帰んぞぉ〜」

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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

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