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【万事屋side】
するとその時
『……んふ、すんません
別に怪しいもんでは無いわ』
いきなり目の前の人物から言葉が発せられた
『いやぁ、ほんますまんな
てっきりここの連中かと思って警戒してましたわ』
新八「……へっ?」
『いや、あんたらここの人間やないやろ?』
新八「え、ええ……違いますけど……」
突然、
見た目とはかけ離れた調子で喋り出す目の前の人物に
驚きを隠せないでいる新八
その横から銀時も面倒くさそうに話しかける
銀時「いや何??
いきなり喋り始めたけど、お宅誰なの?
ここの人間じゃないって言ってるって事は
お宅も違うんでしょ?」
『ン〜、内緒や
少なくともここにある金とかを狙っとる訳やないよ』
神楽「じゃあ何でここにいるアルか」
『それも内緒や
んじゃあ、ばいなら〜』
嵐のように去っていくが
新八「ちょ、ちょっと待って下さい!
ここの人間じゃないなら誰ですか!?
僕達一応仕事であなたを捕まえなきゃいけないんですよ!
どうしましょう、銀さん!
このままじゃ僕ら怒られますよ!?」
銀時「それじゃあ金貰えねぇじゃねぇか!!
待てぇぇぇ!報酬が無くなる!!!」
神楽「オルァァァァァ!
待つアルゥゥゥゥ!!!」
『えぇ?何?割と急いどるんやけど』
新八「イヤだから何のためにここにいるんですか?
泥棒じゃないって行ってましたけど!!」
『……あー、アンタらさ
ここに誰が集まっとるか分かっとらんかったんか』
新八「え?誰がとかは知りませんけど
何かの宴会の見回りって」
『過激攘夷志士の、大規模テロ決行前の宴会、やな』
銀時「は?」
新八「え?」
神楽「??」
新八「……はぁぁぁぁぁぁ!?!?
じゃあ僕達やばいんじゃ!!」
銀時「おいクソ野郎!!
なんで早く言わねぇんだ!!!」
『いや、んな事言われてもな』
神楽「お金貰えないアルか!?!?!?」
新八「お金どころか
僕らもしかしたら捕まっちゃうよ!」
銀時「おい、早く1階戻って出るぞこんなとこ!!」
『戻っても出られへんよ?』
新八「えっ」
『だって自分が出入口全部潰してきたんや、
勿論1階の窓も全部な』
銀時「...いや、何してくれちゃってんのォォォ!!??」
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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時