検索窓
今日:39 hit、昨日:84 hit、合計:369,749 hit

2・ ページ3

【万事屋side】






新八がもはや叫びながら突っ込んでいると、

前方から足音が響いてきた


ひそひそと新八が銀時に話しかける






新八「誰か来るみたいですね」




銀時「ぱっつぁん、

昨日のリストの奴らの顔覚えてっか?」






万事屋は、依頼人から

宴会に参加する人物の顔を載せたリストを見せられていた



リスト以外の人物は捕まえろ、と指示されているのだ






新八「え、人数多すぎて全員は覚えてませんよ」




銀時「んだよ使えねぇな

だからお前はいつまでも眼鏡なんだよ」




新八「眼鏡関係ねぇだろ!!

あんただって覚えてないでしょうが!!」




神楽「お前ら見回りの意味分かってるアルか


もしドロボーだったらどうするネ

静かにしろヨ」






珍しく神楽に正論をぶちかまされた






新八「でも、全員捕まえろ、だなんて

リスト以外の人でも、泥棒とかじゃなかったら……」




銀時「そん時は向こうのせいだ、俺たちには関係ねぇ」




新八「くれぐれも怪我はさせないでくださいよ?

ほんとに一般人だったらダメですからね」




神楽「任せるアル!どんな奴でもシバキ倒すネ!」




新八「いやダメだから!!

話聞いてた!?」






そうこうしているうちに

足音を響かせている人物の姿が見えてくる






銀時「……おいおい、

いかにもって感じしすぎやしねぇか??」




新八「ですね……」






笠を目深に被り、黒い袴と羽織に身を包んだ姿

身長は女にしては高い、……恐らく男


顔は見えないが全身真っ黒なその姿






銀時「おニーサン、ちょっといいですかァ?


もうちょい色々とさぁ??隠そうよぉ??

雰囲気とかねぇ??」






若干煽り口調で銀時が男に声をかける

新八や神楽も怪しい人物を囲みつつ様子を伺う






銀時「まだなんも見てねぇけど怪しすぎるしな、

これ現行犯でいいだろ」




新八「すみません、

ちょっと顔を見せてもらってもいいですか?」




神楽「逃げんなヨ」







『……』





目の前の人物からの応答はない

どこか観察するような視線を感じる






銀時「おいおい無視ですかコノヤロー

問答無用で捕まえちゃうぞ」




新八「ちょっと銀さん!

すみません、ここに宴会に来られた方ですか?」




神楽「なんか喋れヨ、ドロボーアルか」





なんの反応も示さない上、拭えない不審感に

万事屋はじりじりと距離を詰めていった

3・→←1 出会い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (144 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
501人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。