0話 Introduction-悪夢の遊園地- ページ2
僕は走る。てってこてってこ走る。
気が向いたら好きなアトラクション乗って乗って乗って飽きたら次のアトラクションへ。
いつも一緒のウサギさんの着ぐるみさん。風船もらって一緒にてってこてってこ。
ウサギさんの着ぐるみさんの腕を引っ張りてってこてってこ。着ぐるみさんといればチケットなんて要らない。
てってこてってこ。てってこてってこ。好きなアトラクションに乗って飽きたら次へ。
知らない人はみーんな首なし。お客さんもスタッフさんも。
でも、僕はそんなことどうでもいい。彼らはどうせ僕の事を助けたりしない。見てもいない。
好きなものを食べて遊んで走って。疲れたら適当な所に寝て。起きたら同じように食べて遊んで走って。
そういえばこの前首ありの人が来た。
猫耳と尻尾生えた不思議なお姉さんと和服みたいなのを着た女の子。
最初は一緒に遊んだよ。でも途中からウサギさんの着ぐるみさんとお姉さんは消えちゃった。
残っていたのは僕と女の子。
女の子はもっと遊ぼって言っていた。お姉さんと着ぐるみさん大丈夫かな？と僕は聞いた。
大丈夫だよって言って女の子は僕の手を引いた。
暫くするとまた、首ありの人が来た。紫の女の人。すると、女の子に向かってナイフを振り上げた。僕は咄嗟に庇おうとしたけど遅かった。女の子も何か言っていたけどダメだった。一瞬でズタズタにされて真っ赤な液体が飛び散って光になって消えちゃった。
紫の女の人は怖がる僕を無理矢理つれてウサギさんの着ぐるみさんの所につれてった。ウサギさんの着ぐるみさんと猫の女の人は何故か解らないけど殺し会ってた。
止めようと猫のお姉さんに話しかけると吃驚した顔をしたながらこっちを見た。そしたら、ウサギさんの着ぐるみさんはその人に向かって斧を首もとに振り下ろした。僕は叫んだ。でも、間に合わなかった。赤い液体と首が跳び跳ねて光になって消えちゃった。
紫の女の人もいつの間にか消えちゃった。
ウサギさんの着ぐるみさんは何事も無かったかの様に僕の腕を引いた。
……あれ、何があったんだっけ？お姉さんと女の子と遊んでたはず……？ウサギさんの着ぐるみさんに話しかけると彼女達は帰っちゃったんだって。なんだ……でも、仕方ないね。
ウサギさんの着ぐるみさんが新しいエリアができたから行こうと言って僕をつれていく。僕もついていく。
何があったか忘れたけど、楽しいからいいや。
僕は今日もてってこてってこ走る。遊ぶ。今日も今日も。
あれ、僕？ここに来てから何日目だっけ？
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白雪の鴉亭(プロフ) - 七夜さん» あっ！ありがとうございます！ゆっくりやっていきますので気長によろしくお願いします……！ (2019年5月19日 13時) (
レス) id: 033af8111d (このIDを非表示/違反報告)
七夜(プロフ) - 世界観がとても素敵です！応援しています、更新楽しみにしてます！ (2019年5月19日 10時) (レス) id: 5d16445995 (このIDを非表示/違反報告)
白雪の鴉亭(プロフ) - さぬきさん» すみません、誤字です。間違えてました……！指摘ありがとうございます！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 033af8111d (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します！Helloという占いツクール内の企画から来ました！番外編面白そうだったので！質問なのですが、眠り姫病はめむりひめと読むのでしょうか？ルビがそうだったのですが不自然で。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
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