巻き込まれ系少女は不良から逃げたい２【東リべ】

▽60 ページ10

「んむっ、おいし〜！！」

「いちごスペシャルおいしすぎる！……なんでA涙目なの？」

『ふたりがかわいすぎて………』





なんだろう、クレープ頬張る2人可愛すぎないかな。これが限界化ってヤツか……。





「ってかA、マイキーとお祭り行くんでしょ？」

『そうそう！友達と初めて行くお祭りだから楽しみなんだ』

「〜〜っ、ヒナたちともっと遊びに行こうね！！」

『あぎゃっ、ヒナタちゃん力強い強いギブギブ』





ぎゅうっ、とヒナタちゃんに抱き締められる。幸せ過ぎて私死ぬ……。




「マイキー、すっごい楽しみにしてるよAとお祭り行くの！」

『だと嬉しいんだけどねぇ』

「ジョーダン抜きで！！まだ先なのにそわそわしてるもん」

「ヒナは……ヒナは応援してます………」

「分かるよヒナ！！」

『ごめん何言ってるの』





そう2人が盛り上がってきゃーっ、て言ってる。カワイイ。





「あっそうだ、エマ御手洗い行ってもいい？」

「ヒナも！」

『いーよ、ここで待ってるね〜』





2人が行ってしまったので仕方なく待つことにする。


すると、近付いてくる人影が。





「なぁオネーサン1人？」

「俺らと一緒に遊ぼーよ♡」

『…はぁ？』





まさか、ここでも絡まれるなんて思ってなかった……！！しかも2人と離れてから秒過ぎない！？





『友達待ってるので』

「じゃあその友達も一緒にさ！ね！」

『いい加減に＿＿』

「なぁ、何してんの？」





手を掴まれてどうしよ、と考えてたら急に上から声が降ってくる。


声の主は金、黒を繰り返した髪色を三つ編みにした綺麗な男の人だった。

▽61→←▽59

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す