動画編集を手伝ってみた ページ12
テストも終わって、受験も終わって、いつの間にか六月になってました…。
本当に遅くなってすみません!浮上しなくなっていた詳細は後日書き足しますので、取り敢えず一話分リクエスト消化しておきます。もう一つの小説の方も更新していきたい…。
久しぶりなのでブラックの口調が変わってるかもしれないです。。
―――
Aside
▷▶︎▷
今日は祝日。私は特にこれと言った用事はないが、ブラックは今週撮り溜めた動画の編集をするらしい。
彼はさとしくんの近くで動画編集すれば、編集が終わるだけでなく、新たな動画のネタに出会えるとよく言う。でも、さとしくんは友達と遊ぶ予定だったらしく、ブラックは渋々自宅で作業している。
「ねぇブラックー」
「何です?オレちゃんに用事ですか?」
「用事ってほどじゃないけど、良かったら動画編集手伝いたいなーって」
そう言いながら、私は彼のパソコンに映った動画ファイルを指さした。一時間や二時間では済まないくらいの動画の長さと、一週間では消化できないくらいの動画の数。それを見たら、私も手伝わなければと思ったのだ。
「……いいんですか?」
いつもなら断りそうな提案なのに、彼は少し躊躇った後私に聞いた。目は完全に疲れ切っていて、彼の中ではもう限界なのだと思った。
「もちろん!いつもお世話になってるからね。それに私だって編集してみたいし!」
「…じゃあ、お願いします!」
(頑張って手伝わないと…!)
こうして私たちは、二人で動画の編集を始めた。
ブラックは編集に慣れているだけあって、スムーズに動画を完成させていく。私ができるのは、文字入れと効果音を入れることくらいだ。
こんな編集で大丈夫なのかと考えていると、横からブラックが私のパソコンを覗き込んできた。
「A、ここの部分はこれを使えば…」
彼は何回か素早くツールを開いてクリックする。そして「押してみて」と言うように、再生ボタンにカーソルを持っていく。合図された通り再生ボタンを押すと、目の中にさっきよりも遥かに分かりやすく面白い映像が飛び込んできた。いつもの彼の動画だ。
「さっきと全然違う…」
「カカカッ!日々編集しているとクオリティは直ぐに上がっていきますよ」
彼はそう言ったものの、正直私にはできる気がしない。だけど、一度引き受けた話だから最後までやらないと。彼の為にも。
深呼吸して気を引き締めて、再度画面に目を移した。
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ロア - 100頂きー!!頑張て下さい! (2022年12月30日 21時) (レス) @page14 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
紅炎(プロフ) - あっ、待って!やっぱりリクエストは壁ドンされてみた!でお願いします!先程書いたリク(優しくハグされてみた)リクエスト表に書いてあったバックハグとほぼ同じ内容だという事に気づいたので訂正しました!すみませんm(_ _"m) (2022年8月30日 21時) (レス) id: e74500ea3d (このIDを非表示/違反報告)
紅炎(プロフ) - 初めましてです!最近しらはさんのこのブラックチャンネルの作品を見つけて激ハマりしています!短編集も最高です! ブ──(⑉゚།།゚)──ッ もし良ければリクエストで優しくハグされてみた!です!これからも無理なさらない程度に頑張ってください! (2022年8月30日 20時) (レス) id: e74500ea3d (このIDを非表示/違反報告)
しらは(プロフ) - 欲楽翠さん» ありがとうございます!!更新頑張ります! (2021年1月3日 16時) (レス) id: d2dffb6dbd (このIDを非表示/違反報告)
欲楽翠 - こういうの少ないので嬉しいです!次も面白いもの待ってます。 (2020年12月31日 20時) (レス) id: c69c143e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらは | 作成日時:2020年12月6日 10時