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34、助け ページ35

「っ…!A!」

『ごめん、マイキー。迷惑かけた。』


私がそういえばマイキーは無表情でこちらをみる。



「計画通りではないけど…まぁいいか。この手でぶっ殺せるからなぁ!!」


自己紹介をした半間という男が私の服を脱がせてる途中だった手を離す。


『あー…冷たい。』


もうほとんど下着が見えてしまった身体に直接当たる雨は夏なのに冷たすぎた。


そして、マイキーが半間と喧嘩しようとした瞬間だった。



ブロロロロ


たくさんのバイクの排気音が響き渡る。


『きたきた。おっそいわほんま。』


その言葉とともに背後から多くの悲鳴が聞こえる。


「バイクが突っ込んできたぞ!!」

「避けろ!!」

バキッ

ドシャッ


そのバイクの集団は躊躇なくメビウス達を轢いていった。



瑠「どこでふらついてたの総長。」

百「もー!風邪ひいちゃうよ!」

蘭「まだ遠いなぁ…」

「うちの総長をこんな目に合わせたんだ。全員ぶっ殺せ。」



「「「はいっ!」」」


先陣を切ってバイクから降りたのは百合會の脳


鈴屋瑠夏


それに引き続いて百、蘭


そして最後に旗を持った雪が降りてきた。


『さぁ。祭りの始まりだ!』


先程の百合會が突っ込んできた瞬間に力が緩んだ奴らを蹴り飛ばしうちは走って1番近いマイキーの方へと向かう。


「A!!」


だが、あと一歩のところで半間に捕まってしまった。


「逃がさねぇよ?♡」


そう言って半間はうちの背後から抱きつきお腹に手を回すと左手が、下の方へとツーとおろしてきた。


『やめっ!!!』


マイキーに見せつけるように半間が私を手で舐めるように触る。


最悪だ。


そう思った瞬間、うちの頭の上を通り過ぎるマイキーの足。


そして私は知らぬまに抱きしめられていた。


「返してもらうからな。」


頭の上から聞こえたのはドス黒い声


だが、抱きしめられた手はとても優しく暖かかった。


『マイキー…』

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作者名: | 作成日時:2021年9月24日 20時

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