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26、情け ページ27

『あっぶなかったー!』

百「ほんとギリギリだったねー!」

蘭「久々にスリルを感じた!」

「いつもは鳴る前に消えるからね。」

瑠「もう絶対に、こんな目に会いたくない」



アジトについた私たちは大きな口を開けてお互いに笑い合った。


「へーここがアジトかー」

「廃校か。いいな。」

『へへん!やろ!』


逃げてきた彼らは私たちのアジトへと一緒に来ていた。


『ってか、東卍は優しいなぁ。』


そんなことを言いながら舞台へと座るA


「そうかな。」

『そうやで!うちらなんて、逃げられないようにわざと怪我させて警察に捕まえらせるからさ!』



後に続いたマイキーは舞台へ飛び乗るとAの隣に座った。


「なんでそこまですんの?」

『んー。なんやろ…。殺されへんだけましやろ?相手も私達のことを怪我させるつもりで来てるんやし。』

「なら、向こうが殺そうとすればAはそいつの事を殺す?」


その言葉を聞いたAは光を宿さない目でマイキーを見つめ、半笑いで言った。




『当たり前やん。ま、今んところは雪とか皆んなが止めてくれるから人を殺めた事はないけど。私が1人だったら…ね。』



その先は何も言わないがマイキーはなんとなくだが分かる気がしていた。


「パーちんが捕まった。」


そういうマイキーの言葉をAは静かに聞いていた。

話を聞いていればドラケンと意見が対立しているとマイキーは言っていた。



『んー。私はパーちんやないから分からんけどさ。もし、うちが人を殺めて自分から年少に行くって決めたなら邪魔せんといて欲しいって思うなぁ…。これから先の人生を考え責任を持って胸を張って生きたいからさ。まぁ、例え話やけどな。私は人を殺すことを悪いことやとは思ってないし。』


そういうAは足をぶらぶらさせながら話していた。

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作者名: | 作成日時:2021年9月24日 20時

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