捨てられ少女はレディース暴走族の総長に【東京卍リベンジャーズ】【佐野万次郎】 (ページ25)

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24、喧嘩ページ25

「オラァ！！」

殴りかかってきた男を一発でのした雪。

『あんたら…メビウスやろ？ほんま卑怯やなぁ？きっしょ。』

「俺らは女にも容赦しねぇよ？」

そう言ってできたのはメビウスの総長であろう男だ。

『はっ。やってみろ。』

「おい！なにやってんだ？」

私がそう言って喧嘩を始めようとした瞬間後ろから聞こえるマイキーの声。

「最近俺らのことを嗅ぎ回ってる奴がいるって聞いてな」

そう言いながら私の横を素通りする男。

「抗争っていう言葉も聞いたからよ。こっちからきてやったってわけ。お前ら、女と組むほど切羽詰まってんのかよ。」

そう言って私の横に立った男は私に向かって拳を振り下ろした。

だが、その拳は最も簡単に抑えられる。

たった一本の脚で。

『舐めてると殺すぞ。』

Aは足を振り上げ、足の裏で拳を止めていた。

『雪、蘭、百樹、瑠夏。うち、舐められるん嫌いやねん。逃げんのも。好き勝手に戦っても良い？』

そう言ったAの顔はニタリと笑っていた。

「はぁ…お供するよ。」

蘭「私もボコボコにしてやりたいと思ってたとこ！」

百「私、喧嘩大好きだしいーよ！」

瑠「久々にカチンときたし、やろっか。」

その言葉にAは嬉しそうにすると脚で止めていた手を蹴り叩いた。

『マイキー。大将はあんたが好きにすれば良い。雑魚どもは任せな。アジトには一歩も入らせねぇから。』

そう言ってAは前に歩きながら雪達と並んだ。

『瑠夏、勝率は？』

瑠「もちろん、100%だよ。」

その言葉にニタリとまた笑ったAは大声で叫んだ。

『五体満足で帰らせんな！目には目を歯に歯を！！ぶっ潰せ！！』

「「「はいっ！」」」

たった5人で走り出したA達。

だが、彼女達が負けることは絶対にないのだ。