MV撮影 【BTS】 ページ38
【かなさんリクエスト】
凄い
今はその一言しか出てこない。
私自身小さい頃から芸能界にいて、それこそ涼くんがジャニーズ事務所に所属してるから通常の人よりは体制がついている。
でもそんもの、彼らの前で通用しなかった。
｢OKです｣
スタッフさんの声に、溜めていた息を吐き出す。
激しいダンスを踊っていたはずの彼らは、誰1人息が上がっていなかった。
これが韓国のトップアイドル・BTS。
｢どうだった？｣
未だに夢見心地でいる私の元に、笑顔でテヒョンさんが駆け寄ってきた。
｢凄かったです｣
｢やったー！｣
テヒョンさんの笑顔は、見ている人まで笑顔にする。
私もそれに釣られていると、少し離れた所から視線を感じた。
最初は気にしないようにしていたけど、流石に限界。
笑顔が引き攣りそうになった時、その人を連れてジミンさんが近寄ってきた。
｢僕らも混ぜて｣
｢ちょっ、ジミニヒョン｣
その人とは、ジョングクさんのこと。
何故か彼は頑なに私と目を合わせてくれない。
メンバーの方曰く人見知りらしい。
それならそれで気にしないのだが、今回の様にずっと見られていると流石に気になる。
でも私が視線を合わせようとするとそらされて、私がそらすとまた見てくる。
これの繰り返しだ。
｢今最終確認してるから、それが終わったらAちゃんも入れて撮影始めるってジニヒョンが。
だからそれまで話そうよ｣
ジンさんの方を向くと、ちょうど目が合った。
微笑むジンさんは、女の私から見ても綺麗だった。
｢この前日本でLIVEがあったんだけど知ってる？｣
｢はい、ニュースで見ました｣
｢ほんと！｣
彼らは日本でも爆発的な人気を誇っているので、この業界にいて知らない人はそうそういないと思う。
さっき言ったように、ニュースでも取り上げられているくらいだ。
｢俺らもAちゃんのこと前から知ってたよ。
ね、ジョングク？｣
｢はい｣
みんなで話していても、ジョングクさんは相変わらずの真顔で視線を合わせようとしない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sakura(プロフ) - milkさん» 少しでもリクエストに答えられたらと思い、共演という形をとらせてもらいました！これから少しずつ絡みなども出していけらたなと思います（汗）そのためにももっとドラマ等を見ます！！リクエストありがとうございました！ (2020年2月16日 15時) (
レス) id: 526275f0cc (このIDを非表示/違反報告)
☆。..＊アイス＊..。☆(プロフ) - 名前変換できなくしちゃったんですか？失礼なこと言ってしまい申し訳ございません！ (2020年2月15日 20時) (レス) id: b777a69647 (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - この小説めっちゃおもしろいです！出来たらもっと山田くんと絡み多くして欲しいです！わがまま言うと従兄弟同士の恋愛可能なんでくっついて欲しいなとか思っちゃいます笑わがまますみません！これからも応援してます！またリクエストとかいいですかね？笑 (2020年2月15日 16時) (レス) id: c666baa6a4 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - 奏さん» 教えてくれてありがとうございます！ (2020年2月9日 1時) (レス) id: 526275f0cc (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 45ページの最後の方なんですけど、堂々入りって殿堂入りじゃないですかね？上から目線でイラついたらごめんなさい。更新頑張ってください！応援してます！！ (2020年1月26日 22時) (レス) id: 9ab53bd4dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sakura | 作成日時：2019年11月12日 23時
