その執事、同僚 ページ9
道化師案内の元、Aたちはテントの裏を観て回っていた。
最後に連れてこられたのは訓練場だ。表に出て披露できるようにと、多くの人が練習にいそしんでいる。
｢新人はここで訓練を重ねてデビューを目指しますねん」
想像以上の人数に、シエルとAは驚いていた。
｢まずなんでも基礎からどす。きっちり準備運動してから」｢ジョーカー！」
道化師の言葉にかぶさるように、彼を呼びに来たビーストが姿を現した。
｢そろそろ出番だよ」
｢はいな！」
ビーストは下がる際に、セバスチャンを鋭い眼差しで睨んでいた。
｢ほんなら三人とも、おきばりやす」
笑顔で手を振りながら、道化師は去っていった。
残された三人は、怪しまれないように準備運動を行うことにした。
｢一軍メンバーのプライベートエリアの入り口が毒蛇のテントとはな」
｢何かあるわね」
｢番犬ならぬ、番蛇だな」
一人で楽々ストレッチができるAに対して、シエルはセバスチャンに押されても尚硬い体をなんとか動かし、ストレッチをしていた。
｢プライベートエリアに入りたければ一軍に上がるしかない。お前なら毒蛇くらいなんてことないだろう。子供達がいるかどうか」｢いませんよ」
子供達の存在を確認するように命じようとしたシエルに、セバスチャンは即答で言いきった。
｢昨日の夜も先程の案内でも、このサーカスからは一切子供の気配を感じませんでした」
｢でも、子供の疾走と無関係という証拠がないままじゃ引き上げられない」
｢そうですね。私が気配を感知できない状態である可能性もありますし」
それは暗に命がないことを言っていた。
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向日葵 - 更新されてて嬉しくて一気に読んじゃいました！お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしてます！ (4月16日 2時) (
レス) @page34 id: cb9e52fa3f (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - 続きください！楽しみにしてます✨ (3月4日 21時) (レス) @page25 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます！( ；__；)大好きです！すごい面白い展開で、楽しみです、、！応援してます！ (2月1日 0時) (レス) id: 4012986507 (このIDを非表示/違反報告)
心美 - 最初見たときびっくりしましたよ！私の名前と全く同じ〜なんか嬉しいです！続き楽しみにしてます。 (7月23日 10時) (レス) @page7 id: b5a6a9d7fe (このIDを非表示/違反報告)
あられ - えー！！ここで終わってしまうの勿体無いです…更新される日を待ってます… (2022年11月3日 23時) (レス) @page8 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHION* | 作成日時：2021年11月23日 0時
