＊ ページ12
｢何故こんな所に死神が...？」
｢死神自ら潜入するとは珍しいですが、これで一つハッキリしましたね」
｢ええ、このサーカスには何かある」
死神の仕事は魂を回収すること。
それがサーカス団に潜入しているというのは、普通ならばありえない。なにより死神が関わっているということは、そこに死があるということ。
これでこのサーカス団を放っておくことはできなくなった。
｢あいつを探ってみる価値はありそうだな」
｢何か知っているでしょうしね」
｢ああ。セバスチャン」
死神は死亡予定者のリストを持っている。そこに何か書かれているのではないか。もしかしたら自分たちも知らないこのサーカス団について何か知っているのでは。そう思ったシエルは、セバスチャンに探りを入れてこいと命じようとしたが、
｢こーら、何してんだスマイル！ブラックに負けねーよーに練習練習！！」
またもやダガーによる邪魔が入ってしまった。
そのままズルズルと引きずられていく。
だがセバスチャンは優秀で、シエルの命令を最後まで聞かずとも彼が何を命じようとしていたのかを察し、御意と返事をしていた。
｢お嬢様、私は彼の所へ行ってまいります」
｢ええ」
一言Aに伝えてからセバスチャンはウィリアムの元へ向かい、両者ともにバチバチに火花を散らしながら裏へ姿を消した。
ちなみにその間にあった一悶着は遠目から見れば仲睦まじく見えたらしく、ダガーはその光景を見て喜んでいた。
ーーーー
セバスチャンはウィリアムの元へ行き、シエルはダガーと共に練習へ向かった。
残されたAは特にすることもなく、どうしたものかと暇を持て余していた。
そんなAの元に近寄ってきたのは、ドールだ。
｢練習する？」
なんでもダガーから任されたらしく、Aの練習にはドールが付き合ってくれることになったらしい。
ここで断るのは簡単だが、それでは怪しまれる可能性もある。
ならばここは...
｢ええ、よろしくお願いします」
素直に応じるのが得策だ。
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向日葵 - 更新されてて嬉しくて一気に読んじゃいました！お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしてます！ (4月16日 2時) (
レス) @page34 id: cb9e52fa3f (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - 続きください！楽しみにしてます✨ (3月4日 21時) (レス) @page25 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます！( ；__；)大好きです！すごい面白い展開で、楽しみです、、！応援してます！ (2月1日 0時) (レス) id: 4012986507 (このIDを非表示/違反報告)
心美 - 最初見たときびっくりしましたよ！私の名前と全く同じ〜なんか嬉しいです！続き楽しみにしてます。 (7月23日 10時) (レス) @page7 id: b5a6a9d7fe (このIDを非表示/違反報告)
あられ - えー！！ここで終わってしまうの勿体無いです…更新される日を待ってます… (2022年11月3日 23時) (レス) @page8 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHION* | 作成日時：2021年11月23日 0時
