Wartime Karriere7 ページ9
一歩一歩、ゆっくりと近づくA。
「や…やめろ！この女がどうなってもいいのか！？」
「お前が女を殺す前に僕が殺す。それに、近づかなくてもてめぇは殺せるんだよ」
そういい、近くにあった弓矢を手に取る。狩猟民しか扱うことが難しいと言われる弓矢だが、Aは平然とかまえた。
「あ、当たるわけがない！」
「試してみるか？」
仮面を外す。そのときはじめてAが本気であると気がつく。その時には既にディトリアの心臓には矢が刺さっていた。
「うっ…」
「あんた、こっちへ来い」
ディトリアがひるんだすきに女を呼び寄せ、縄を切る。
「…地下街では女は標的だ。できるだけ目立たないように生きろ」
そういい、女性の手に金をねじ込む。
「いけ！」
Aの声に驚き、すぐさま走って逃げるA。そしてすぐにディトリアに向き合った。
「あんたが手を出した女は彼女だけじゃないな…てめぇには苦しんで死んでもらおうか」
Aは、弓矢をもう一度構えた。今度は、下半身に向けて。その瞬間男は悟った。
「や、やめてくれぇ！」
「そのケダモノで何人の女の人生を狂わせたんだか…」
ためらうことなく放つ。男の下半身に刺さり、男の生殖行動を不可能にした。
「もうあんたに興味はない。さよなら」
手首、下、そして急所を外して腹を刺す。すぐには死ねずに、痛みが付きまとう恐怖。男は絶叫し続けた。その隙に懐から金をとり、指からは指輪を抜き取った。最後に、Aは男の顔を確認した。いや、目に入ってしまった。
「うあぁぁぁああああ」
「――っ」
男の顔は、すでにこの世を見ておらず、顔は青白く変わっていき目はあちらこちらを向いていた。すぐに顔をそらし、振り返らず、静かに立ち去るA。フードと仮面を被って家に戻る。
(くそ…あんなの見るんじゃなかった)
最初はゆっくり歩いていたが、徐々に足の回転は速くなり、いつしか走って家に戻っていた。
「リヴァイ、水―――いないんだった」
すでに窃盗に出かけたのだろう。リヴァイの気配はもとより、イザベルとファーランの気配もなかった。
「金配りに行くか…」
マントをかぶり、この前行けなかった家に金を私に行く。その途中、やけに騒がしくなってる場所を見つけた。
「なんだ？…イザベルの声…」
家の間から声のする場所を覗くと信じられない光景が広がっていた。
(リヴァイが…捕まった！？二人も！！)
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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年1月25日 7時) (
レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です！頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます！決してなりすましではありません；；ｗ心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2015年8月22日 23時
