Wartime Karriere44 ページ46
「い、いやだ！こんなの僕の身体じゃない…いやだ…」
「どうした…」
「いやだよ…リヴァイ…リヴァイ…」
明らかに普段のAじゃなかった。いつものマントに丸まるところは同じだが、明らかにリヴァイを避けていた。
「何でもいいから風呂に入れ」
「…っ…僕の身体じゃ…ない…ごめんな…さい…」
「おい！」
マントを剥がすと、目にいっぱいの涙をためたAがいた。
「…あ…リヴァイ…っ…あぁっ…」
「…怖かったのか？」
「こわ…かった…」
「そうか」
怖いもの知らずだとおもっていたAが、ここまで怖がることに違和感を覚えつつ、とりあえず風呂に引っ張ってく。
「俺が洗ってやるからお前は目をつむっとけ」
「うん…」
服を、さっさと脱がして気づく。
「おい…俺に見られてもいいのか？」
「いい…」
「…」
こうなったら終わらせたもん勝ちだというばかりにてきぱきと服を脱がせる。背中や、首周りに無数の跡があった。
「何でやり返さなかった」
「…リヴァイが、調査兵団が困るだろ？」
「自分の体を大事にしろ。そこまで怖いものを耐えようとしてるくせに」
「…ごめん」
お湯で流し、急いで見ないように体をふいていた時だった。突然リヴァイの腕に重さがかかった。
「…おい…おい！？」
ふらふらっと倒れ込んだAを支えてみると、Aの意識がなくなっていた。
「…クソ、俺も男だぞ」
さっさと服を着せてベッドに寝かせる。
「…ん」
「起きたか」
「…あっ」
「…」
「ごめん…」
「俺も男なんだぞ…その…ちょっとはだな」
「…リヴァイなら別に怖くないかもな」
「…あ？」
Aの口から出た言葉に驚く。
「あ、いや…」
「聞いてない」
「リヴァイ…消してくれ…僕の体中の後を全部…リヴァイが塗り替えてくれ…」
「意味わかってんのかてめぇ」
「わかってる！…このままだと僕が僕じゃなくなりそうで怖い…」
Aの手が震えていることがリヴァイの身体に伝わってきた。勢いに任せて言ってるAは、自分が何言ってるか分かっていなかった。ただ、リヴァイに抱き付き、何かを叫んだ、そんな感じ。
「…落ち着いたらな」
引きはがし、ベッドに寝かせる。そのままリヴァイは部屋から出ていった。
「…あ…僕…何言ってんだよ…」
布団の中で丸まり、いつものフードで気分を落ち着かせる。
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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年1月25日 7時) (
レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です！頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます！決してなりすましではありません；；ｗ心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2015年8月22日 23時
