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Wartime Karriere24 ページ26

調査兵団での朝礼は班、あるいは部隊ごとに行う。リヴァイ班の面々がそろう中、Aとリヴァイがやってくる。二人ともなぜか髪がびしょ濡れで。

「兵長たち…どうしたんですか?」
「あぁ…このバカが雨の中出ていきやがったからな…」
「えーっと…ちょっと外に用があったから」
「傘はどうしたの?」
「いきなり降ってきたから…」
「え、じゃぁずいぶん早くに外に行ったのね…お酒は残ってる?」
「へ?お酒?僕飲んでないよ」
「あ、うん。気のせいだった!」
「…そうか?」

首をかしげるAを必死に誤魔化そうとペトラとエルドが首を横に振る。

「…はぁ、今日だが、エルヴィンから近々ある壁外調査の全体練習を行うという話を聞いた。お前たちは所定の位置につけ。俺は今回、こいつのお守だ」
「は?リヴァイ、何でだよ。班長がいねぇなんて…ってぇ!」
「馬鹿か、てめぇも壁外調査に出るんだぞ。死なねぇための工夫の一つだ」
「え、でもAはまだ入ってすぐじゃないですか!」
「それがなんだ。こいつが死ぬようなら、それは実力不足だ。オレもこいつと同じだった」
「…リヴァイも、か」
「でも、だからって…」
「大丈夫。そのためにリヴァイが教えてくれるなら…なんだってできる…あの時みたいに…」
「A?」

呪文のように繰り返すAに、全員の顔に?が浮かぶ。リヴァイのみ、平然としている。

「こいつの願掛けみたいなもんだ。なれろ」
「…そうですか?」
「全体練習が終わったら、Aを入れて模擬戦闘を行う。各自準備しておけ」
「「はっ!…え?!」」

息の合った返事に呪文のようにぶつぶつ言っていたAの身体がビクッと跳ねる。

「…なに?」
「兵長!あれはまだ…きちんとフォーメーションを覚えてから出ないと…」
「そうです兵長!事故になりますよ!」
「だから俺が全体練習を抜けてまで、こいつにつくんだろうが」
「…ですが」
「何にしろ後数日しかねぇ。そんな状況でこいつを使い物になるようにするには、それぐらいは当然だろう。エルヴィンの指示だ」
「団長の…」
「それほどの逸材なんだろう。団長と兵長が言うんだ。俺たちは従えばいい」

エルドの一言で全員の顔が変わる。

「それでは兵長、また!おいひよっ…A、死ぬんじゃねぇぞ?わかったか!!」
「雑草マ…オルオも、フォーメーションきっちり覚えてくるから!」
「オルオ、とられるかもよー?」
「お、おいペトラ…」

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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2017年1月25日 7時) (レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です!頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます!決してなりすましではありません;;w心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2015年8月22日 23時

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