炎上系女子は愛されてます 【歌い手】

号泣 ！ ページ43

顔面の痛さに泣きながら
見あげればあやたを裏切って走り去って行ったまふが目の前で汗だくで立ってました。


「Aｯ....！！、」

むぎゅっと抱きしめてきたまふの体温に
思わず声を出して泣きつけばさらに強く抱き締めてくるのに少し安心。


「ごめんね..ほんと何してるんだろ...」

ごめんごめんと連呼するまふを払い除けて
立ち上がれば顔面真っ白になったこやつ。

ふふふいい気味だのぉ...。

あやたの涙は吹っ飛んだ。
くくく、反省しやがれ


「A？そんに僕のこと嫌い？？ごめん許してもう置いてかないからね..？ねぇやだ」

メンヘラ発動したのを冷たい目で見つめていれば
逆に涙目になったまふが飛びついてきました。

なんだコイツ...泣きたいのはこっちだわ！！！！！！！！


「まふ嫌い！！意味わかんない死人に追われるし暗いし！置いてくとか意味わかんないんだけどホント何が彼氏だよ失格です失格。もうまふとは二度と遊ばない話さない」

不満をぶつけてやればなぜか号泣しだした男。

「えぐっ....ひくｯ..うぇぇ..ｯ」

「ふんっ」

「あや..ｯたぁ..やだやだｯごめんね..僕が...ひっ.ｯ悪いからぁぁぁ...ｯ」

「きらい」

「うええぇぇぇんｯ..」

ついには大泣きしだすまふを
容赦なく付き離せば座り込んで俯いてしまう始末。

やりすぎたかな..なんて反省してれば
そらるさんが走って泣きながらしょげてるまふをみて


「何こいつきも」


なんて言ったからほら！！！
まふまた泣き出したじゃん！！！！！！


「ええぇ泣くなよまふまふ」

「あーあそらるさんとどめ刺した」

「置いてってごめん、今度焼肉奢る」

「怒ってるんでものに釣られませんから」


焼肉でこの傷は癒えないからな。

そらるさんも嫌い。

そう言えば「そっか..」なんて寂しそうに呟くけど知らないもん。


皆 、嫌い。


震える手を必死に隠して追いついてきた真顔さんを
引き連れ出口へ走ったあやたを2人はどんな顔で見てたのかなんて知りたくもない。

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あと7話で移行し、パスワード保護をします。
把握の方よろしくお願いします。

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