18.金太郎。 ページ20
NoSide
こ「主様ぁあああぁ！！！
これから近待なるものを決めて貰いますよ！」
ポフンと現れたこんのすけの言葉に、一緒に話をしていた清光と主は目を合わせた。
その表情が物語ることは、二人とも「急になんだよ。」だった。
急に出てきて、急に辛辣な表情をされたこんのすけは、それはもう大層傷ついたらしい。
おいおいと泣き出したこんのすけに、主は和やかに背中であろう部分を擦った。
『で？きんたろうがどうしたの？』
笑いながらこんのすけに問う主に、こんのすけは泣きながら問う。
こ「なぜ金太郎なんですかあぁあ！！」
これぞまさにオウム返し。
清「主。金太郎じゃなくて、近待。」
『あぁ、近待ね。』
納得したような答えに、清光は主に落ち着きもなく抱き付く。
清「主！！主も今日から此方側の人間だね！
近待が分かるなんて……。」
わざとらしく鼻をすする清光に、主は打撃55の文系ゴリラアタックをくらわした。
『よく言っている意味が分からないけど、熊を倒すやつでしょ？』
……………空気が固まった。
清「……主。…それ、金太郎。」
『ありゃ？そうだっけ。』
あぁ、主よ。
貴方はいつからそうなったのでしょう。
…………最初からでしたね。
byこんのすけ
清「…で、主。近待っていうのは…。
例えばー、主の仕事を手伝ったりとか、主と行動を共にする人を決めるの。」
『……あぁ、そういうこと。』
ケラケラと笑う主は、書類をじっくりと眺める。
『…ごめん。よく分からない。』
清「えぇ、居ないの？
この人と一緒に仕事してみたい、とか。」
主は、うーんと首を捻った。
『………んじゃあ、清光。
君と一緒に仕事をしたいな。』
ふにゃりと笑う主に、清光は肩を震わせて主に抱きつく。
清「主ぃいいいい！！！大好きぃい！」
こんのすけは思った。
こんのすけの存在、わすれてるなぁ……と。
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せんら(プロフ) - えれんさん» 有り難うございます！こんな凡ミスありますかね……(´¨`)ｼｮｯｸ…。早急に直させていただきます！有り難うございます！ (2019年9月9日 7時) (
レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - いきなりすみません。燭台切光忠の台詞の前の燭が間違ってましたよ。お話、とても好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年9月9日 0時) (レス) id: 6299e122f8 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - せんらさん» はい、頑張りましょう！(´∇｀) (2019年9月8日 8時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - うわばみさん» うわばみさんｯ！！見てくれたんですね！有り難うございます！！これからも頑張りますので、お互い頑張りましょう！(*´∀`*) (2019年9月8日 6時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - 続きがとても気になります。これからも頑張って下さい。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せんら | 作成日時：2019年7月27日 21時
