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純白の ページ26

「___…うん。だいぶ出来てきた。

この調子で本番まで頑張っていきましょう。あと、喉壊さないようにね」


指揮の子の挨拶の後、
ぞろぞろと生徒が体育館から出て行く。


「あ、AA!」

「ん?あぁ、凛か。なに」

「さっき音外したのA?」

「いや、後ろの子」

「なんだー、つまんないのー」



卒業式間近、久々の登校で式の練習をしていた。

式の練習っつっても、ほとんど歌ってただけだったけど。



「アルトの方まで聞こえてたの?私ソプラノだけどさ」

「まあね、外したってか超裏返ったからAかと思ったんだけどね」

「失礼極まりないぞー」




とりあえずみんな進学先も決まってほっとしていた。


「ねぇねぇ、もう下校だしどっか寄ろうよ!」

「あーごめん、これから仕事」

「あぁ、そうだったね。
Aが声優なの知ってからだいぶ経つけどイメージ湧かないからさ」


「オーラが無いってこと!?」


「そ、そういうこと言ってるんじゃ無いってば!!」



「まあ、そういうわけで今日は無理だけど明日の午前中なら空いてる。」


「あー、じゃあ後で連絡する。てかさー…もう卒業か」

「まー、早かったね」



人生で1番いろいろあった3年間だった。


「Aは何かと巻き込まれてたけどね〜

…まあ、私もAに辛いことさせちゃったけど…」


「え?…あぁ」


そういやあったな、そんなことも。


「今はこうして元気だから良かったけど、記憶もとんじゃうし怪我もさせちゃったし…本当ごめ…」

そういう凛に腹が立って、両側のほっぺを両手で叩いた。


「もうそれは無しって言ったでしょ?」


「い、痛い…」

「わたしが悪かったところもあるんだしさ、お互い様だよ。ね?」

「…ありがと」

なんだかんだで、いつも明るい凛だけどこんなとこもあるんだよなぁ


.



.



.


「ただいまー」

「おかえりー」

「あれ?帰ってたんだ。まだ夕方だよ?」

「んー、また夜に出るけどね」

そう言いながら携帯を見ていた。

「何見てんの?」

「えっ!?あ、いや、なんでも…」


…怪しい

まさかちょっとオトナなサイトでも見てるの!?

「ちょっと貸して!」

「あっ!ち、ちょっと!」


「…え?」

画面に出ていたのは、

いろんな純白のドレスの画像だった

半分本気で→←控えめにして



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rinon(プロフ) - 1作目から読みました!読んでいてすごく面白かったしドキドキしました笑とても素敵な作品をありがとうございました! (2018年10月11日 21時) (レス) id: f99e4cad7a (このIDを非表示/違反報告)
梶くんLOVE - すっごく面白かったです!何度も読み直しちゃうくらいこの作品大好きです! (2018年9月17日 19時) (レス) id: 30bbe2ba04 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 1作目から三日かけて読みました!ものすごく内容が凝っていて、面白かったです! (2018年3月6日 2時) (レス) id: a8be3044ec (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 1作目から読ませていただきましたっ!!!本当に楽しかったです! (2018年2月4日 11時) (レス) id: 967f86594e (このIDを非表示/違反報告)
霜架 - 2日で、読みきりました!とっても面白かったです!素敵な作品ありがとうございました! (2017年6月24日 11時) (レス) id: 6ed6169ed9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:simuko | 作成日時:2015年12月22日 21時

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