男子校の中に、1人女とか大丈夫なんですか？【twst】 (ページ29)

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魔法は筋肉から…？ページ29

You side

((ﾋﾟﾋﾟｰｯ

グラウンドに笛の音が鳴り響く。

午後の授業が始まった。

バ「魔法は筋肉からだ!!」

そんな事ないと思うけど…((

エ「うぁ〜…どうすんだよ、魔法使えねぇのに」

貴『だから、私に…任せて』

((ｽｯ

私は首輪に触れる。

貴『【完璧な鏡写し(パーフェクト・ミラーコピー)】』

すると…

((ﾌｯ

エ「嘘…首輪が消えた!?」

首輪は跡形もなく消えてしまった。

貴『リドル先輩の…ユニーク魔法は見た事、あるから…でも、一時的に魔法を…使えるようにした、だけだから…時間が経つと、戻っちゃうの…』

エ「じゅーぶん!!お前、まじでスゲェな!!」

貴『そんな事ない…もう、つまみ食い…しちゃダメ、だよ？((首傾』

エ「お、おぅ…(無意識に首傾げてんのか？可愛いな…)」

それにしても…魔法が使えるようになってよかった。

リドル先輩の意見は正しいけど…首をはねるのは、少しやりすぎな気がする。

ハートの女王の法律って、そんなに大切なのかな…

((ﾋﾟﾋﾟｰｯ

バ「終了だ!!ふむ…もっと筋肉をつける必要があるな」

私には必要ないと思いますけど((

貴『そろそろ…いいかな』

((ﾊﾟﾁﾝｯ

指を鳴らすと、再びエースの首には首輪が現れた。

エ「いやー、マジで助かったわ。ありがとな!!」

貴『いいよ…その代わり、これから栗拾い…頑張ろう…ね』

エ「あっ…そうか、忘れてた〜」

貴『ﾌﾌｯ…私も頑張るから、いっぱい作ろ…？』

デ「そうだな、頑張るぞ!!」

グ「マロンタルト♪マロンタルト♪」

食べることしか頭にないな…

((ｶﾞｻｶﾞｻｯ

貴『ここ…かな？』

放課後、学校裏に来た。

エ「うぉ〜!!めっちゃ栗ある!!」

大きな栗の木が立っていて、その下にはたくさん栗が落ちていた。

デ「あっ、カゴ持ってくるの忘れた…」

エ「A!!ユニーク魔法で出してくれよ〜」

貴『私の魔法、便利道具とでも…思ってない？』

2人は首を振る。

…まぁ、いいか。

貴『【望んだ贈り物(ウォンテッド・プレゼント)】』

((ﾌｯ

出てきたのは、栗がたくさん入りそうな大きなカゴ。

貴『よし…このカゴ、いっぱいにしよ…』

エ「よーし!!やるぞ!!」

2時間後…

貴『これくらい…かな？』

栗は、カゴから溢れ出そうなくらい採れた。

これだけあれば、マロンタルトがたくさん作れそう。

貴『早く…トレイ先輩のところに、持っていこ…』

((ﾌﾜｯ

魔法でカゴを浮かせ、調理室へ向かう。