男子校の中に、1人女とか大丈夫なんですか？【twst】 (ページ11)

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過去を知る人ページ11

You side

((ﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝ

ギリギリ教室に入り、何とか間に合った。

エ「おー、お疲れ。何かあったんか？」

貴『ちょっと…色々』

デ「…そのペット、連れてきて大丈夫なのか？」

デュースは私の頭にくっ付いた、グリムを指さす。

貴『うん…さっき、学園長のとこに行って…グリムをここの生徒として…認めてもらったんだ』

グ「こいつ、凄いんだゾ!!学園長に5000万マドルの…小切手？ってやつ、渡してたんだゾ!!」

エ「ご、5000万マドル!?」

「トラッポラ、うるさいぞ」

大きな声を上げたせいで、怒られるエース。

エ「それ、マジ？5000万マドルなんて、小切手で渡せねぇだろ((小声」

貴『企業との…打ち合わせとか…そういう時に使う、から常に…財布に入れてる』

デ「…そんなの入れてたら、盗難に遭うぞ」

貴『…小切手は、予備の財布に入れてる、から普段使う財布くらい…盗られても平気』

エ「ち、ちなみに…普段使う財布には、いくら入ってんの？」

貴『えっと…300万マドルくらい…かな』

はぁ!?と、また大声を出して、先生に怒られるエース。

学ばないなぁ…

((ﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝ

「今日はここまで」

エ「っしゃ〜、放課後だ!!」

貴『早かったね』

デ「そうだな。あ、Aは部活入るのか？」

部活…？

貴『入る予定は…ない、かな。今は新作コスメ案で…手一杯だし…時間に余裕が出来たら…また考える』

エ「そっか、じゃあ俺らは部活行くなー」

貴『うん…またね』

2人と分かれ、私は寮に戻る為に教室を出た。

貴『…あ』

グ「どうしたんだゾ？」

私とグリムの目線の先。

さっきぶつかった人が立っていた。

貴『謝りに行こう…』

グ「早く終わらせるんだゾ!!オ様、腹減ったんだゾ〜」

貴『後で…購買部行こうね』

私はその人の方へ走った。

貴『あ、あの…』

？「あ？あぁ、さっきの…」

最初こそ威嚇してきたけど、私を見るなり少し優しい顔つきになった。

貴『先程は…本当にすみません、でした…』

？「別に…怪我してねぇし、そんな謝んな」

貴『は、はい…えっと…お名前、お聞きしても？』

レ「…俺はレオナ。サバナクローの寮長だ」

レオナさん…聞いた事ある名前。

貴『あの…どこかでお会い…した事あります…？』

レ「ﾊｯ…今更、思い出したか？俺はお前の兄の知り合いだ」

兄さんの…？

((ｶﾞｸｯ

私は膝から崩れ落ちた。

レ「？どうした」

貴『う…うぁぁぁぁぁ!!』