聖ブリリアント学園にやって来たのは王子のような女王様でした【綾小路 葵】

Story9 ページ10

You side

？「Aさん!!お久しぶりです!!」

貴『あれ、お前帰ってきてたのか…』

私に話しかけてきた、とある人物。

一時期、世界中をあっと言わせた奴。

貴『忙しそうだな、相変わらず』

？「まぁ…Aさんこそ、大変ですね。今朝、日本に帰ったばかりでしょう？」

貴『まぁな。親の都合ってのもあるし、想い人に会いに来たってのもあるが』

？「あぁ、前言ってた方ですか」

コイツだけには唯一、私の恋愛相談に乗ってもらっている。

勘がいいから、何となく目星はついてると思うがな。

？「相手はかなりの奥手…でしたっけ？」

貴『そうだ。しかし、そいつには想いを寄せている人がいるらしい』

？「なるほど…ま、何とかなりますよ」

なりそうにないから、相談してるんだが。

貴『ありがとう。また連絡する…【恭也】』





葵「A、さっきの男は誰だ」

貴『神出鬼没だな!?アイツは私の知り合いだ』

葵「…そうか」

何故か悲しそうな顔をして、ガブリエルの元に行った葵。

私、何かまずい事言ったか？

奏「Aさん、このアレキサンドリアのゼリー美味しいですよ。お1つどうぞ」

貴『ありがとう。((ﾊﾟｸｯ ん、美味しい』

誠一郎「Aさん、ミルフィーユも美味しいですよ」

元「A様!!このチェリーボンボン、とっても美味しいです!!」

…こいつら、仲いいんじゃなかったのか？

誠一郎「どうしたんです？先程からずっと上の空ですが」

貴『…何でもない』

私は遠くに見える、葵の背中を見つめる。

…素直じゃないな、私も。
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恭也…というのは、2代目伝説の王子【龍崎恭也】の事です。

絶対にどこかに出したかった…!!

そして!!皆様のおかげで10000hitを超えました!!
ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´௰`ﾟ)ﾟ｡

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