Story7 ページ8
You side
「念の為、2台用意して正解でしたね。A様」
貴『本当にな…』
校門に行く頃には、既に両脇に王子の大軍。
絶対に車に乗れない…と思っていたら、執事が気を利かせて車を2台用意してくれていた。
何て優秀なんだろう、うちの執事は。
貴「奏、うちの母さんが奏に似合う服買ってきたから、今日のパーティで着て欲しいんだと」
奏「ありがとうございます」
うちの母さんは、ファッション大好き。
海外に仕事で行く時は必ず、1着は買ってくる。
…邪魔なんだけど。
来月くらいに全部、ゴミに出してやろうかな((
元「それにしてもA様、留学する半年前と比べるとより美しくなられましたね」
貴『どこがだ？何も変わりはないはずなんだが』
元「いえ、もう全て美しさに磨きがかかっております。ね、奏様」
奏「あぁ、美しいという言葉はAさんの為にあるものと言っても、過言ではありません」
貴『…私を褒めても、側近にはしないぞ。奏』
奏「え」
え、じゃない。
「A様、到着致しました」
貴『ありがとう』
家に着き、皆車から降りる。
葵「いつ見ても美しい豪邸だな」
貴『葵の家には負けるさ。さて、早いところ準備するぞ』
車庫から出て、家の扉を開ける。
貴『おや…』
中には既に日本の大手企業社長や、海外の凄腕社長が数名ほどいた。
「これはこれは、雪宮様のお嬢様…おや、朱雀様の坊ちゃんに綾小路家のご子息まで」
貴『ごきげんよう。本日はごゆっくりなさって下さいませ』
「相変わらず上品でお美しい…是非とも、うちの息子の嫁に…」
((ﾊﾞｼｬｯ
貴『えっ…』
突然、口説いてきたハゲオヤジ()が頭から水を被った。
？「申し訳ございません!!手が滑りました!!」
「ったく…君、気をつけてくれ。雪宮様のお嬢様の前で、格好がつかないだろう」
ならその眩しい頭を、どうにかしてほしいものだが((
貴『すまない。君には手を煩わせてしまったな』
？「とんでもないです!!」
貴『おや、服に水滴が付いているぞ。良かったらこれ、使ってくれ』
私はポケットからハンカチを出した。
？「そんな!!こんな高価なものをお借りするなんて出来ません!!」
貴『気にしなくていい。受け取ってくれ』
？「あ、ありがとうございます」
彼女は、ゆっくりとハンカチを受け取った。
貴『それでは、また後で』
パーティの準備の為、私は急ぐ。
貴(それにしても、さっきの子見たことあるような…)
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ナル(プロフ) - 初めまして！いつも拝見させて頂いてます！プリロワ、ほぼストーリー解放させてます笑笑ハマりすぎました笑笑これからも、お話の更新、楽しみにしてます！ (2020年4月28日 23時) (
レス) id: 57df1ddcfb (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - らんらんさん» そうなんですね！待っときます！このお話もだいっ好きです！ (2020年4月5日 11時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん(プロフ) - 次世代のタイトホクロさん» コメントありがとうございます!!ずっとやりたいとは思ってるんですが、まだアプリを入れてないんです…入れたら、またお知らせしますね(*´`*) (2020年4月1日 21時) (レス) id: 88be70ad1c (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - いやなら全然大丈夫です！ (2020年4月1日 21時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - あの！プリロワやってますか？らんらん@ln率低下中さん、やっていたらお友達になりましょう！ (2020年4月1日 12時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんらん＠In率低下中
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時：2019年4月12日 12時
