Story33 ページ36
You side
貴『何してんの…』
広臣「言ったろ、お前の事が気に入ったんだよ」
貴『だからって何でこんな…』
こんな場所で…と言おうとした。
広臣「気に入った奴と会うのに、理由なんているか?」
貴『…知らないけど』
広臣「ふっ、やっぱお前面白ぇ」
母「フフッ、じゃあ後はお若い2人でごゆっくり〜♪」
貴『はっ?』
母さんは私を置いて、店を出て行った。
何で?会食じゃないの?
貴『…どういう事』
広臣「男と2人で食事しろ、なんて言われたらお前来ねぇだろ?だから社長には会食って説明してくれって頼んだ」
…ハァ、母さんにやられた。
貴『…それで、何でこんな事までして会いたい訳』
不満げに聞いてみた…が、広臣は眉一つ動かさない。
何が目的なんだか分からん。
広臣「何て言えば満足?」
貴『何も言わなくても、満足なんてしないけど』
広臣「聞いといてそれは酷いだろーが。お前の事が欲しくなった」
貴『はぁ?高校生の小娘が欲しい?広臣、ロリコン?((』
広臣「酷い言われようw高校生以前に1人の女だろ。1人の雪宮Aという女が欲しいんだよ」
真剣な目をしている。
その目には、嘘がない。
貴『で、でも…』
広臣「お前があの着物の坊ちゃんか、ヤンキーくんが好きなのかは興味無い。2番目でもいいから、お前を俺の女にさせてほしい」
今にも消えそうな声。
そんな事言われたら…気持ちが揺らいでしまう。
?「んな巫山戯た事言ってんじゃねぇぞ」
聞こえるはずない声。
声のする方を向く。
貴『竜…何でここに…』
竜「お前の母ちゃんから教えてもらった。てめぇがAの知り合いだか何だか知らねぇが、てめぇにこいつはやるつもりねぇ。行くぞ」
そう言うと竜は、私の手を引いて外に連れ出す。
広臣「ハァ…結局、ヤンキーくんかぁ。俺があと15年くらい遅く産まれてたらなぁ…」
貴『竜…痛い…』
竜「…」
引きずるように外に連れ出され、人気の少ない場所まで来た。
貴『竜!!』
大声を出すと、竜は手を離した。
貴『どういう事?母さんが教えたって』
竜「その前に…お前、俺に隠してる事あんだろ」
貴『…は?』
隠してる事…?竜の言ってる事が分からない。
貴『無いが…何の話だよ』
竜「とぼけんじゃねぇよ。俺が気づかないとでも思ってんのか」
貴『とぼけてなんか…』
竜「お前が送った来屋弥悠…あいつは来屋弥悠なんかじゃねぇ。
お前が変装した姿だ」
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ナル(プロフ) - 初めまして!いつも拝見させて頂いてます!プリロワ、ほぼストーリー解放させてます笑笑ハマりすぎました笑笑これからも、お話の更新、楽しみにしてます! (2020年4月28日 23時) (レス) id: 57df1ddcfb (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - らんらんさん» そうなんですね!待っときます!このお話もだいっ好きです! (2020年4月5日 11時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん(プロフ) - 次世代のタイトホクロさん» コメントありがとうございます!!ずっとやりたいとは思ってるんですが、まだアプリを入れてないんです…入れたら、またお知らせしますね(*´`*) (2020年4月1日 21時) (レス) id: 88be70ad1c (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - いやなら全然大丈夫です! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - あの!プリロワやってますか?らんらん@ln率低下中さん、やっていたらお友達になりましょう! (2020年4月1日 12時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時:2019年4月12日 12時