Story31 ページ33
Aoi side
((pllll…
葵「何故だ…何故、電話に出ない!!」
何度掛けても、Aの携帯には繋がらない。
家にも掛けたが出たのはメイドで、「Aお嬢様は只今、外出しております」や「只今、お仕事中でございます」という言葉ばかり返ってくる。
葵「ガブリエル、何か知ってる事ないか」
笹塚「…さぁ、私にも理解しかねます」
葵「そうか。だが何故、私には何も言わず京極竜には全て伝えたのだ?」
笹塚「会長はお忙しいので、他の方に言っただけでは?」
葵「なら私でも良かったはずだ。それにAの話なら、時間を割いてでも聞くのに…生徒会に関する話かもしれんし、稼業に関する…」
?「やっぱお前、何も分かってねぇな」
葵「京極竜…」
私をイライラさせる原因がやって来た。
竜「結局、Aの仕事ぶりしか見てねぇじゃねぇか。Aの気持ちも考えねぇし…お前みたいな奴に、アイツはやれねぇな」
葵「何が言いたい」
竜「俺、アイツが戻ってきたら…告白する」
葵「…」
まるで胸をナイフで滅多刺しにされた気分だ。
今までも、Aに告白する男は山のように見てきた。
その時はこんな事無かったはずなのに、何故今こうなっているんだ…?
竜「朱雀に負けたくねぇのか知らねぇけど、もっとAの気持ち考えてやれよ…なんて、今言っても遅ぇけどな」
そう言うと、どこかに行った。
悠「竜、一緒にバスケしようぜ」
竜「おぉ」
Aが送り込んだという、来屋弥悠…と肩を組んでいた。
葵「それにしてもあの来屋弥悠…どこかで会った気が…」
悠「あ、葵…だっけか?Aに頼まれたやつ、生徒会室の机の中にあるから確認頼むな」
葵「…フン」
((カタン
机を開けると、かなり分厚い資料。
見ると、綺麗にまとめられていた。
葵「Aが呼んだだけあるな…見事だ」
Ryu side
今、こうやっている時間…アイツは何をしているんだろう。
竜「悠、Aに電話したいからちょっと待て」
悠「えっ…い、今掛けるのか?」
何故か慌てた様子の悠。
何でだ?
竜「しちゃ悪ぃかよ」
悠「いや、そういう訳じゃねぇけど…ほ、ほら!!アイツ、たまに家とか部屋に携帯放置する事あるから出ねぇんじゃね!?だから、家に掛けた方が…」
…それもそうか。
竜「でも確か、今の時間はメイドか執事しかいねぇらしいからな」
悠「な、何で知ってんだよ」
竜「Aが言ってた」
悠(マジかよ…)
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ナル(プロフ) - 初めまして!いつも拝見させて頂いてます!プリロワ、ほぼストーリー解放させてます笑笑ハマりすぎました笑笑これからも、お話の更新、楽しみにしてます! (2020年4月28日 23時) (レス) id: 57df1ddcfb (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - らんらんさん» そうなんですね!待っときます!このお話もだいっ好きです! (2020年4月5日 11時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん(プロフ) - 次世代のタイトホクロさん» コメントありがとうございます!!ずっとやりたいとは思ってるんですが、まだアプリを入れてないんです…入れたら、またお知らせしますね(*´`*) (2020年4月1日 21時) (レス) id: 88be70ad1c (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - いやなら全然大丈夫です! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
次世代のタイトホクロ - あの!プリロワやってますか?らんらん@ln率低下中さん、やっていたらお友達になりましょう! (2020年4月1日 12時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時:2019年4月12日 12時