聖ブリリアント学園にやって来たのは王子のような女王様でした【綾小路 葵】

Story30 ページ32

No side

葵「貴様が、Aの代理だと？笑わせるな。貴様のような奴が出来る事じゃない」

悠「ひっでぇな。俺、こう見えてイギリスでAの側近やってたんだぜ。Aは仕事が早いって褒めてくれたけどな!!」

まるで嘲笑うかのように、ゲラゲラと笑い出す来屋弥悠。

悠「俺の事をとやかく言うなら、直接Aに言ってくれ。この場にいるお前らに俺を追い出す権限はねぇ。ま、そこの生徒会長サマとは会ってくれねぇと思うがなぁ？」

怪しく笑っている。その姿さえ、誰もを魅了してしまう。

京極竜は「とんでもない奴が来ちまった…」という表情だ。





Ryu side

イギリスでAの側近をやっていた、という男が現れた。

名前は、来屋弥悠。

変わった名前とは思ったが、それに似合う顔をしているから何とも言えない。

顔は整ってるが、どこか儚げで気品のある中性的な雰囲気だ。

悠「よぉ、京極竜ってのはお前か？」

…早速絡まれた。

竜「そうだけど、何で俺の事…」

悠「Aから色々聞いてるぜ。私が1番信頼している幼馴染だーって」

幼馴染…か。

その関係を何度、断ちたいと思っただろうか。

でも…Aがそれで幸せなら「あ、それから…」まだ俺が喋ってる((

悠「今1番、私にとって大切な人とも言ってたぜ」

大切な人。その言葉に胸を高鳴らせた。

綾小路が好きだと思っていたが…

期待、してもいいのか？

悠(面白ぇ奴‪w)





竜「お前、Aの側近してたんだろ？あいつ、イギリスではどうだった？」

悠「悠でいい。Aは、とにかく完璧だった。手が届きそうにないほど儚くて、今にも消えてしまいそうなほど、な…何か言ってて恥ずかしいな!!」

無邪気に笑う顔は、年相応で同性ながら少し可愛いとも思ってしまった。

悠「アイツは今、家の手伝いしてるぜ。学校が終わったら連絡してやって。お前…竜の電話なら喜んで出てくれるだろうから」

竜「…おぅ」

案外、悪い奴じゃなさそうだ。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
ここで新キャラ紹介。

来屋弥 悠

〜容姿〜
茶髪ショート(キンプリの永瀬廉くんくらいの長さ)
栗色の綺麗な瞳
高い鼻 ピンク色の綺麗な唇
顔はイケメンではあるが、中性的
スタイルがとにかくいい
右耳に5個、左耳に3個ピアスが付いている
身長175cm 体重は秘密

〜性格〜
明るいムードメーカー
お調子者だが、根はしっかり者

〜備考〜
副生徒会長代理として、やって来る
Aの側近らしいが、その正体は…？

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