聖ブリリアント学園にやって来たのは王子のような女王様でした【綾小路 葵】

Story19 ページ21

You side

Next day…

貴『ふぁ…眠た』

いつもは目覚めのいい朝も、何故か憂鬱だ。

貴『なーんか嫌な予感』

今日みたいな朝は、良くないことが起きることが多い。

この予感が当たらなきゃいいけど…





執事「おはようございます、お嬢様。本日のスケジュールは『定期考査1週間前で、授業時間が10分早まる』…流石でございます」

これでも生徒会副会長やってんだ、学校のスケジュールくらい把握済みだっつーの。

執事「それからテスト明けは『生徒会研修で2泊3日、沖縄』左様でございます」

執事「スケジュールは以上でございます。朝食の時間まで、ごゆっくり」

執事は部屋から出ていった。

貴『さて、制服に着替えるか』

私の制服は他の女生徒とは違い、ブレザータイプだ。

紺のジャケットとネクタイ、白のブラウスに茶色のベスト、ネクタイと同じ柄のスカートと黒のオーバーニー。

あんな女っぽい制服、私には似合わない…

想像するだけで鳥肌が立つ((





((ｺﾝｺﾝｺﾝ

((ｶﾞﾁｬ

執事「朝食のご用意が出来ました」

貴『分かった。今降りる』

スカートの裾を叩き、部屋から出る。

葵「またそんな格好をしているのか。ちゃんと女生徒の制服を着ろ」

貴『やだね。理事長から許可は貰って…





いつからいるんだお前ぇぇぇぇ！！！！！』

いつ不法侵入した!?おい、紫集院(執事)も見てないで通報しろよ!!

貴『お前っ…何でうちにいるんだよ』

葵「いたら何か不都合な事でもあるのか？」

貴『ないけど…いつもなら連絡の一つくらいしてるから』

葵「京極竜とは、同じベッドで寝たのに？」

それは関係ないだろう!?

そもそも私は記憶にないんだよ!!

貴『何もなかったから!!な!?』

葵「当たり前だ。何かあれば、京極竜を消す」

目がマジだぞ、葵!!

ていうか何でそんなに怒ってるんだ!?

貴『悪かったって!!何でもするから許して!!』

葵「…言ったな？」

貴『…ぇ』

妖しく口角を上げる葵。

やっぱり、あの嫌な予感は間違ってなかった。

今日は命日だな…0(:3 _ )〜
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
私も竜くんと一緒に寝た((殴蹴刺死

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