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64/上司? いいえ下僕です ページ14

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「アララすっかり立派になっちゃって。なに? まだあの金魚、デカくなってんの?」

「あれ? 金魚なんて飼ってましたっけ? 隠れ趣味ですか?」

「!」


Aが銀時にノル形で話に入る。すると銀時はAを見て、一瞬目を見開いたが、すぐにいつもの死んだ魚の眼に戻った。


「アララ、彼女まで出来ちゃったの? お嬢ちゃん、こんな四六時中瞳孔開いた馬鹿そうな奴より、俺みたいないい男、いるよ?」

「何で一回会ったくらいの奴にそんな貶されなきゃならねーんだ俺は」

「コレは彼氏じゃなくて、下僕です。サド丸一号って名前の」

「上司に向かってコレって言うなよ! 誰が下僕だ! あとサド丸一号って何?!」

「おッ、さては嬢ちゃん“S”?」

「自他共に認める“S”です」

「……お前ら何なの? 何勝手に話進めてんの?」

「オ──イ!! 銀さん早くこっち頼むって」

「はいよ」


土方を無視して話を進める二人だったが、上から銀時の雇い主が声をかける。銀時は梯子に足をかけ、二人に一言。


「じゃ、多串くん、俺仕事だから」


それだけ言って、銀時は梯子を登り、屋根に消えた。


「いっちゃいましたよ。どーします多串さん」

「誰が多串さんだ。関係ない話しして、挙句人を下僕だのサド丸一号だの好き勝手言いやがって」

「事実じゃないですか」

「全部違ェよ! あの野郎もあの野郎だ。わずか四、五話で人のこと忘れやがって。A、ちょっと刀貸せ」


土方の意図に気づいたAは、腰にさしていた刀を取り、土方に渡した。しかし、渡す前に一言。


「…折らないでくださいよ? 折ったら──」

「わかってんよ」

65/実況させていただきます→←63/多串君って誰?



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真代 - 面白かったです!これからの展開楽しみにしてます。連載頑張ってください! (2023年1月14日 0時) (レス) @page37 id: edcb4d77ca (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - すごく面白いです! 更新頑張ってください! (2019年8月24日 22時) (レス) id: 03c8d67e55 (このIDを非表示/違反報告)
零夜シイ(プロフ) - ナシさん» ありがとうございます!(何度も言いますが)飽きっぽいですが頑張れるだけ頑張ります!なので、これからもよろしくお願いします! (2019年3月21日 20時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)
ナシ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援してますので、更新頑張ってください!! (2019年3月21日 20時) (レス) id: e3d5fe9d17 (このIDを非表示/違反報告)
零夜シイ(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!これからもどんどん書いていきたいと思いますが……出来るかなァ… (2019年3月17日 17時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天閑 | 作成日時:2019年3月15日 15時

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