【wrwrd】ひまわりの君へ【tn】 (ページ2)

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ひまわりの病室ページ2

tn

俺は、GPSの示している病院に向かった。

今日が仕事休みで良かったわほんまに。

別に仕事あっても切り上げて行くけど。

「あの、旭日ひまりの親族なんですが病室ってどこですかね？」

看護師「あ、えーと……」

看護師さんに親族を名乗って部屋番号を聞く。

ほんまにすいませんただの車内で目があっただけのリーマンなんです

嘘をついたことに少々罪悪感を覚えながらも、看護師さんに聞いた病室に向かう。

「えー…と？305、305……あ、ここか。」

案外すんなり行けたな。

少しビクビクしながら病室の戸に手をかける。

どんな反応されるんやろ。

まぁ誰か分からんよな。

いや、一回話だから覚えとるかもしれん。

君のお友達に聞いて………いや不自然？？

知り合いに頼まれて………知り合いは誰やってなるな……

うー、どうしよ。

ええいもうなんとでもなれ！！！！

俺は意を決してドアを開ける。

瞬間ふわっと風が吹く。

「…ぁ………」

風になびく髪。

揺れるひまわりの花。

俺は思わず声を失った。

やっぱりあんたは俺の理想のお姫様や。

身体中に巻かれる包帯が無ければ良かったのにな。