【イナイレ】どうか幸せに。3【佐久間次郎】 (ページ2)

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2.　怪しい…(春奈視点) ページ2

Aちゃんの様子がおかしい。

おかしいといっても仕事はいつも通りきちんとこなしているし他の人はその異変に気付いていない。

でも…私にはわかる。分かりますよ……。

色々聞いてみても『んー、』と空返事ばかり。

仕事には支障が無いから良いんですけど――

良いんですけど！！モチベーションに関わるんです！！私の！！！

取り敢えず調査です！！調査！！！

私達は今日の練習を終え、これからお風呂に入ろうとしていた。

合宿中の入浴は大浴場で、4人で入るにはあまりにも大きすぎるくらいだった。

裸の付き合いって言いますし、やっぱり聞くにはここが一番なんですよ…！

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～脱衣所にて(A視点)～

服を脱ぎ終え浴場に入ろうとすると突然春奈に後ろから抱きつかれる

驚きバランスを崩そうになってしまうのをぐっと堪える。

「ッッ！？…っおま、春奈っなにすんだよ！！！」

バッと振り払い春奈の方を向くと何故か春奈も心底驚いた表情をしていた。

「………Aちゃん、細すぎません？！？！
えーっ、同じもの食べてるわよね？」

口に手を当てて大げさなほど驚く。

そしてまじまじと私の身体を眺める。

タオルを巻いているとはいえこれだけ見られると恥ずかしい。

「私もそう思ってたの、体質なのかしらね？
　まぁジャッジスルーとかキラースライドはできるし筋肉なのかな？」

マネージャー3人に囲まれじろじろと見られる。

細い…というか………、あまり気にしてこなかったけど…

マネージャーたちと比べると自分は貧相なんじゃないか？

…というか。

「人の身体じろじろ見んなっ！！！」

私は三人を押しのけ浴室へ入った。