鳥取くん、堕ちかけます。 ページ2
「 少 子 化 の 波 が 止 ま ら な い 」
「一人で何言ってるんですか。というか早く仕事済ませて早くスタベ作ってくださいよ。」
「ちょっと静かにしてくれるかね、君。
仕事なんてもう終わったし、俺はその言葉を毎日耳にタコができるくらいしっっっつこく君達にいわれるんだけど??」
どうも、鳥取県のゆる神、鳥取くんです。
人工最少極東の地である鳥取の誇れるものはすなば珈琲と砂丘と松葉ガニ。
誇れるものは少ない県です、どーも鳥取です。
いつになったらスタベが出来るのかと島根と共に噂され悪い意味で有名になってしまいました。どうも鳥取です。
しかしスタべが島根にでき、日本で唯一スタベがない県と言われています。
おかげで県民からはスタベが待ち遠しいという要望しか来ません。
正直、スタベより少子高齢化をどうにかしたいです、どうも鳥取くんです。
「いつになったらウチにツキが回って来るんだよぉ…………」
溜息を吐きながらウジウジしている俺はさぞかし気持ちの悪いことだろう。
言っても泣いても嘆いてもスタベが出来て少子高齢化が改善される訳ではないし、行動に移すったって少子化なんて簡単に取り扱っていい問題じゃない。
とりあえずウチにスタベ一軒ください、スタベ様!!!!!!
「ハァ…。なんて言ってる時間が勿体無い。明日の予定でも確認するか…。」
今日も鳥取にスタベが出来るというニュースは来ません。
「な ん で う ち に ス タ べ が で き て ん の」
空いた口が塞がらないとは正にこの事を言うのだろう。
俺は今現在出張が終わり、懐かしの鳥取に戻り、疲れを癒そう!!!!!とした、が。
その疲れも吹っ飛ぶくらいの衝撃を受けました、鳥取くんです。
「俺何時スタベ誘致した…？」
とりあえず、2週間ぶりくらいの俺の地、久しぶり。
「いきなりゴメンね、百面相してるところ申し訳ないんだけど、君ってもしかして鳥取くんかい?」
「はい、そうですけ……ど……。」
言葉に表すことのできない美しさを持った美女が何故か俺の目の前に立っていた。
因みに俺のドストライクの凛としたハリのある声、顔立ち、スタイル、髪型、全てが揃った人が、だ。しかし胸がないのが難点。
「なーにそこで突っ立ってるタベ。開店はまだ先タベよ焼き鳥が……ってお前っ、ちょっ、何でここにいるんだよっっっっっっっ!!!!!!!」
「ふえっ?!お、俺!?!?!?」
何故かは良く分かりませんが、変な物体に出会い頭に怒鳴られ指さされました、鳥取です。
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作者名：サク | 作成日時：2019年3月27日 1時
