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取り敢えず教室を出たもののどこに行けばいいかわからず、校舎を出てウロウロしていた。

僕の選択は間違って居ないはず……。本来五条悟様を守る為に傍にいなくては行けないけど五条悟様が出てけと命令したら背く訳にはいかない。



そのまま暫く校舎の裏をフラフラしていた。

そして少し草が生い茂ったちょうどいい木陰を見つけた。

そこには猫が座って毛繕いをしていた。

猫は僕と目が合うと少し横にズレてくれた。


これは隣に来てもいいと言う事なのだろうか。

一瞬考えたて隣に行くことにした。



『お邪魔します。』

「にゃーん」


木の幹に体を預けるように座った僕の膝に猫が乗った。

随分人懐っこい猫なんだなぁ。




『……間違えてないよね…… 』


猫を撫でながら無意識に出た言葉だった。



『言われた通りやったけど怒らせちゃった。』


『……五条悟様も結局はあの家の人達と同じだった。家の人といえば…こんな事になったって知ったら怒られるかな』


『怒鳴られる……かな』


乾いた声が口からすらすらと出てきた。

猫はそんな僕を心配そうに見つめてくれた。



『僕はなんでこんな…………だめだ。考えるな。』

「にゃん」


『……ありがとう。』

「にゃーん」


なんだか大丈夫ぶ?って言ってくれたような感じがした。

野良猫にしては珍しいふわふわな毛を撫でて目を閉じた。


が、直ぐに人の気配を感じて目を開けた。さっきは悲観にくれて気づかなかったけどもしかしたらずっといたかもしれない、と焦った。


カサカサと草影から顔を出したのは


「起こしちゃったかな?」

『……失礼致しました。…夏油様。』


夏油様だった。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
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終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時

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