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"ドンジャバァ?"

『……ぁ゛っゔ…』

なんだかどんどん絞める強さが強くなってる気がする。


悟「ッチ。いくぞ傑!取り敢えずAを助ける。祓うのはその後だ。」

傑「準備はいいよ。」



悟さんが一気に呪霊との間合いを詰めると僕を拘束していた呪霊の腕を切り離した。


悟「傑っ!!」

傑「っと、」



そしてあっという間に傑さんの腕の中に。


傑「A…肋が折れて内蔵が傷ついているのかもしれない。なるべく動かないでね。」

『…はい゛』

「私のせいで………ごめんなさい。」

傑「あぁ、君のせいだよ。Aに近づかないでくれないかな?」

悟「おい、Aは無事か?!」

傑「呪霊は……もう祓ったのか。早く硝子の所に行こう。」

『……だいじょう…ぶです。』

悟「何言ってんだよ。」


動きにくい体で鞄の中から少量の薬を取り出し、飲み干した。



傑「……これは」

『っゲボ、ゴホッゴホッ…』

悟「おい、」


骨とか、外傷しか治したことなかったから…器官まで治るか心配だったけどどうやら治るみたいだ。


傑「A?」

『大丈夫です……5時間位でなおります。』


口から出る血を服の袖で拭いながら言うと、んな訳が…と悟さんが呟いた。


『お嬢さん、僕の後ろに乗ってください。家まで送って行きます。』

「え、そんな……ありがとうございます」


おんぶをしようとすると悟さんが女性の肩を掴んだ。


「い、痛いわ……やめて!」

涙ぐんで僕に助けを求めるように僕を見る女性。


悟「おいてめぇ、いつまでぶりっ子してんだよ。うぜぇんだよ。さっきコイツがお前を庇って血吐いたの見なかったか?あ?」

傑「足が痛いのなら私が送って行くよ。脳神経外科にね。」


『大丈夫ですよ。僕、そろそろ良くなるので送って行けますよ。』

悟「あのなぁ……はぁ。」はぁ…と溜息を着く悟さんにやれやれ、と首を振る傑さんに首を傾げた。


悟「俺達も着いてくよ。」

『え』

傑「あぁ。A、今は大丈夫そうにしてるけどさっきは確実に肋がいってただろうし。心配なんだ。」


心配……


『…ありがとう、ございます。……えっと、ではお嬢さん、行きましょう』

「あ、あの私ちょっと足がまだ痛いので手を貸していただけますか?」

『…………いいですよ。掴まってください。』

悟「おい、まてよババァ。俺の腕に掴まれよ。」


僕に掴まろうとした女性の手をパシッと弾き落とし引き攣った顔で悟さんはそう言った。

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終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時

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