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女性は壁沿いの物陰にいるから自ら出てこない限り呪霊に襲われる事はない。
『悟さん、傑さん!この呪霊、物理攻撃が効きません。呪具で切っても普通にダメージが入っているような感じがしませんでした。』
傑「なるほどね……じゃあ、今回は悟に任せよう。」
悟「おっけぇ。」
"ジョバァジャン"
この呪霊は特級に近い1級かな。
けど悟さんが相手をしたら一瞬で捻り潰されるくらいだろう。
悟さんが1歩前に出ると呪霊は1歩(?)後ろに下がる。
傑「そう言えば駅前に新しい和食屋が出来たらしいよ。この任務終わったら行かないか?」
『和食屋ですか?』
傑「そ、任務頑張ったご褒美に。悟や硝子も連れていこう。」
……いいのだろうか。
傑「うん、少しは肩の力を抜いて楽に過ごそう?」
『……傑さんが言うなら…』
悟「俺が今戦ってんだから少しぐらい応援しろよ!」
傑「……必要あるかい?」
『す、すみません。頑張ってください。』
悟「悟は後でお話な。Aを見習え。」
ふっ、と笑う傑さんを他所に悟さんはこっちを見て怒鳴っている。
「…あの、もう大丈夫ですか!」
僕達の雰囲気を聞いてもう大丈夫だと思った女性が物陰から出てきた。
まずい、と思ったのが先か呪霊が女性を目に入れたのが先か。
悟「あ、やべ」
呪霊の触手が女性に向かって凄い速さで伸びてきた。
「キャーー!!!」
咄嗟に走って女性の前に出ると冷たく、気持ち悪い触手に捕まれた。
『っ!』
悟/傑「A!!」
呪具を取り出したいけど鞄は肩にかけているし、身動きがとれないから取り出せない。
なんか僕、呪霊に掴まれるの多くないかな。
そんで、次は骨を粉々にされるんでしょ?
とか思っていると本当にそのまま力を入れたれ肋の骨がぐしゃっと鳴った。
『がふっ…』
いつも通り痛さは感じないけど口から血液がボタボタと垂れてきた。
悟「ッチ、やっぱあのクソババァを先に殺しておくんだった。傑、俺は呪霊をやるからAの事を任せた!!」
傑「言われなくとも!」
……あぁ、今凄く情けない。
2人の手を煩わせる訳には行かないとか言いながら足で纏いになってるじゃないか。
しかもこの呪霊ベトベトして冷たいくて気持ち悪い。
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終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時