【呪術廻戦】壊れかけの人形【男主】

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パチリ、と目を覚ました。


ここは………あぁ、そうだ。



体を起こすと、自分が寝ていたところには血が広がっていた。


太陽は丁度登りかけで今から帰れば学校に間に合う。


服を脱いで傷の確認をする。


傷はある程度塞がっていたが脇腹辺りにある傷だけは治っていなかった。


ここが1番深くやられてたし、仕方がないのかな。


鞄の中から包帯を取り出し、ゆっくりと巻いていく。

途中、キツく縛りすぎたのか血が滲んでしまった。


再度服を着直し、高専に帰る為に足を踏み出した。



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少し時間をかけて高専に着いた。


まだ朝方だし皆寝てるだろう、と寮の中に入る。


すると、何故か共同スペースから人の寝息が聞こえた。


チラッと見ると、そこにはソファで横になって寝ている家入様、机に伏して寝ている傑さん、椅子に座って寝ている悟さんがいた。


傑さんが伏している机にはトランプが散乱しているし、テレビは着いたまま。

お菓子の袋も散乱している。


寝落ちでもしてしまったのだろうか。


一旦自室に戻って穴が空いて汚れている制服を脱いで新しい制服に着替える。

そして3人分のブランケットを持って共同スペースに戻る。


持ってきたブランケットを3人にそっとかけた。


傑さんを起こさないように机の上のトランプを片付けて、テレビを消して、お菓子のゴミをすてる。


そして3人を見渡す用に壁に寄りかかり、所詮体育座りをして再度目を閉じた。

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