【呪術廻戦】壊れかけの人形【男主】

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Aside


パチッと目が覚めた。

久し振りの快適な目覚めだった。


『……！』

悟「よぉ、起きたか。」



視線を横にずらすと直ぐにサングラス越しにあの綺麗な瞳と目が合った。



『し、失礼致しました。』

悟「……そのままでいい。楽な格好しとけ。」

『いえ、もう大丈夫です。』



傑「おや、起きたんだね。調子は大丈夫かい？」


ソファから早々に起き上がり五条悟様に軽く会釈をするとキッチンの方から傑さんが来た。


傑「はいこれ、喉乾いているだろう」

『…すみません』

傑「気にしないで。」



傑さんから飲み物を貰う時に自身の手が目に入った。


慌てて後ろに隠した。

だけど妙だ。巻き方が綺麗になってる。


……もしかして包帯の中を見られた…？



傑「……ここに置いておくね。」

『すみません。…………っ！学校！』


ここに来てから少しずつ気が緩んでいるような気がする。

ちゃんとしないと。


悟「連絡は入れといた。今日は休め。」

『いえ、もう快調なので。』


硝「同級生が心配してるんだ。安静に寝てな。」


苦笑しながら降りてきた家入様にですが…と返すと五条悟様がはぁ、と溜息をついた。


悟「今日はここで休め。命令な。」

『…は、い。』


硝「と言ってもずっとここにいるのは退屈でしょ？トランプでもする？UNOもあるよ。」


じゃじゃーん、と出てきた家入様の手元にあるものを見る。


悟「ばっか！ここは桃鉄だろ！」

傑「んー…皆でババ抜きでもするかい？」



同時にいった2人はお互いに顔を見合わせ何故か言い合いを始めた。


硝「Aは何やりたい？」

『………』

硝「ん？」

『わ、わかりません。』


さっきから桃鉄とかババ抜きとかUNOとか、なんなのか全くわからない。


硝「……そっか。じゃあ、簡単なものからやろう。おい、クズ共。ババ抜きやるぞ。」


クズ共…？



悟「は？ババ抜き？？なんでだよ！」

硝「あたしがやりたい気分だから。文句ある？」

悟「……ありません」



硝「んじゃあ、Aはそのままで、悟こっち座って。傑はその反対。……よし。おっけ。」

傑「ババ抜きは久し振りにやるなぁ。」

硝「これ、配っておいて。はい、じゃあ説明するね。」



と、家入様からババ抜きのやり方を教えてもらう。

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