KINGの彼は番外編《K.Kawamura》 (ページ2)

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仲間の有り難さ① ページ2

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昂秀「ただいま〜…ってあれ？まこっちゃん、Aは？」

昂秀とたっくんが夜ご飯を買って帰ってきた。

「壱馬さんとご飯食べに行った。」

拓磨「そうなの？ならこれ朝ご飯用で良いか。」

「あぁ、と…、朝も居ないかも…。」

昂秀「泊まり？」

「……うん、帰って来ないって、」

昂秀「そ。」

気まずそうにしてるのは俺とたっくんの方で、
昂秀は早く飯食おーぜなんてあっけらかんとしている。

拓磨「…昂秀、大丈夫？」

昂秀「なにが？」

「強がんなくて良いよ？」

昂秀「別に…、しょうがねぇじゃん付き合ってる2人がそうなんのは普通だし。あいつが幸せならそれで。」

昂秀ってこんな男らしかったっけ？って目と耳を疑う。
たっくんもそれは同じで昂秀を凝視していた。

昂秀「まこっちゃんは？平気なの？」

「……ちょっとしんどい(笑)」

昂秀「だろーな。行ったらやだってAに言えば良かったのに。」

「言えないよ、壱馬さんに牽制されたんだから。」

昂秀「そっか。そりゃ無理だ(笑)」

拓磨「…皆んなが幸せになれたら良いのにね。」

「Aが3人居ないとそれは無理だ(笑)」

昂秀「なにその夢のような世界！」

なんてバカなことを話して、気を紛らわせた。
明日Aに会う時には多分いつもの俺に戻ってると思う。

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