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海青「すんません、壱馬さんちょっとソファあけてもらっていいすか?」
陸「ごめん、陣くん ちょっとそこ通るからよけて。」
楽屋につくなりそう言って道を開けてくれるよう頼む2人。
楽屋いた陣さんと川村さんの視線を感じる気がするけど今はそんな事 気にしてられない。
海青くんに引っ張られて奥にあるソファに座らされた。
陸「大丈夫?」
陸さんがそう言いながジャケットを退けてくれて、
乱れた髪の毛を解いてくれる。
止まらない涙を拭きながらとりあえず頷いた。
海青「なにがあったん?」
『あのっ、あのねっ…、』
海青「ゆっくりでえぇから。擦ったらあかんよ、赤なるで?」
海青くんの手が私の頬を撫でて涙を拭ってくれる。その手の温もりを感じたくて震える両手でぎゅっと掴むと海青くんも握り返してくれた。
海青くんの大きな手は私の両手を簡単に包み込む。
『ポス、ポストの、……手紙のっ、』
海青「うん。」
『ううっ…、ささっ……ささきさんっ、で…、』
海青「佐々木ってマネージャーになった人やんな?え、なんで?なんでそう思ったん?」
『字がっ…、字が同じでっ、』
海青「は?どゆこと?アキラくんに言った?」
『ス、スマホ…、ないっ、おいて…、おいてきたっ…、』
海青「………え、意味分からんのやけど…。」
『えっと…、だからっ…、』
海青「あ、ちゃうよ?ちゃんと分かっとるから。仕事は?終わったん?」
『なかっ、なかあきでっ、』
海青「え、ラジオまで?」
もう声が出せなくて涙を流しながら首を横に振った。
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makana(プロフ) - sakuさん» 海青くんのまじで少ないですよね!!もう自分で書いちゃえってなって書きはじめちゃいましたもん(笑)更新頑張るので楽しみにしていてください🙏✨ (2022年10月6日 17時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - はじめまして。海青くんの小説あまり出会わなかったのですが、面白くて時折ニヤニヤとしながら読んでいました😄続きを楽しみにしてます! (2022年10月6日 10時) (レス) @page17 id: 1a1d53f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:makana | 作成日時:2022年10月5日 22時