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午前中の外での撮影が終わり、一旦室内での撮影の為にテレビ局に帰ってきた。思ったよりもその撮影がスムーズに終わり また外である撮影まで中空きが3時間以上もあってどうしようか悩む。
夕日待ちってなんだよ。
この時代加工でもしろよ。
なんて心の中で悪態をつく。
そういえば海青くん、今日同じ局で収録って言ってから チラッと会いに行っちゃおっかな。
何人かに分かれてローテーションで収録あるから待ち時間長いって言ってたし。そんなことを考えていると佐々木さんに話しかけられた。
佐々木「Aさん、明日のスケジュールが少し代わったんですけど…、」
『え、そうなんですか?』
スマホじゃなくて手帳タイプの人なんだ。
アナログだな、結構。なんて思いながら
佐々木さんのスケジュール帳を一緒に覗き込む
え…、ぇ?、うそ…、
え、なんで?、
佐々木「ここが入れ替わって、後日再スケジュール組むことになって。……Aさん、聞いてます?」
『だ、だぃ じょうぶです…、えっとあの…、今から 少し、出てきます。』
佐々木「アキラくんから1人にさせるなって言われてるんでついて行きますよ。」
『大丈夫、です。あの、テレビ局の中 探検するだけなんで…、時間には、戻ります、。』
佐々木「………分かりました。」
逃げるように控え室を出て、
震える身体を抑えてとにかく走った。
逃げないと…、
逃げないと……、
助けて…、
足が鉛のように重たい。
そんな足を動かすことに集中して走っていたから周りが見えてなくて、角を曲がったところで誰かに思いきりぶつかってしまった。
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makana(プロフ) - sakuさん» 海青くんのまじで少ないですよね!!もう自分で書いちゃえってなって書きはじめちゃいましたもん(笑)更新頑張るので楽しみにしていてください🙏✨ (2022年10月6日 17時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - はじめまして。海青くんの小説あまり出会わなかったのですが、面白くて時折ニヤニヤとしながら読んでいました😄続きを楽しみにしてます! (2022年10月6日 10時) (レス) @page17 id: 1a1d53f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:makana | 作成日時:2022年10月5日 22時