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貴方side
「その者達は敵国捕虜だ。何者かは知らんが、牢屋までついてきてもらおうか」
『…ゾム、馬のとこまで戻れるか？』
zm「…戻れる」
『じゃ、彼らを頼んだよ』
zm「え、でも」
『大丈夫。伊達にもこいつらは軍人、この程度でくたばってちゃあその名が廃るよ』
な？、と問い掛ければ彼らは力強く頷く
『さ、行きな。ここは任せて』
zm「…わかった」
抱えていた歩けない彼をゾムへ引き渡し、私は腰からナイフを抜き取る
「おい待て！」
『ちょっと、あんたらの相手は私やって』
左手でそいつの胸倉を掴み、ねじ伏せるように地面へと叩きつける
そいつは簡単に地へと体を打ち、痛みで顔を歪めた
『随分軽いね。現役兵士がこんな女一人に負けてどうすんねん』
ふ、と鼻で笑って挑発すればあっという間に他の兵士のヘイトも私へと集まる
「この女を捕らえろ！！」
『やれるもんならやってどーぞ』
彼らのふらふらとした攻撃を避けながらちらりと横目でゾムがシャオちゃんの方へ向かったのを確認する
あとは私が彼らを撒くだけだ
『…悪いけどあんたらと仲良しこよししてる場合ちゃうから。』
そうとだけ言って発煙弾を投げ、兵士を足止めし
ゾムとは違う方向に向かって走り出した
貴方side終
────────
zm side
sya「お、おかえり」
馬のとこまで戻ると木の上で暇そうに座っていたシャオロンがいた
sya「Aさんは？」
zm「…敵兵士と交戦してる」
sya「あー…まぁいつも通りやんな」
zm「助けにいかんと」
sya「助けに？そんな必要ないで」
zm「でもあの人数は、」
sya「言うて5、6人やろ？その程度ならあの人は大丈夫や」
それにな、と彼は続ける
sya「あの人の肩書はこの国最高の戦闘能力の持ち主やで？普通の雑魚兵くらいAさん一人で十分や」
zm「……」
sya「俺らは兎も角馬とその兵士を連れて帰るんが任務やから。ほら行くで」
zm「…おん」
馬に兵士を乗せ、先に帰路へとついた
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そると(プロフ) - すみれいんさん» コメントありがとうございます！よかったあぁあ！書けなかった分は皆様の想像にお任せしてます…ぜひぜひ次作も見てって！ (2020年1月18日 11時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ 急に終わってビックリしましたが、この終わり方もハッピーエンドに含まれると思います！肺の病気拗らせてもそれまで幸せに暮らしていたと勝手に思っているので！笑 (2020年1月18日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - そるとさん» あ、絶対見ます(( (2020年1月17日 22時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - てぃーぽっとさん» コメントありがとうございます！まじですか！嬉しい限りです…次作は学パロに挑戦しようかな、と思っているので是非ご覧ください！！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品、通知が来るたびにｲｪｪｴｪ！ってなってたので、ちょっと寂しい気もしますが( ；∀；)これからも応援してます！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年9月30日 7時
