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嫉妬 × 嫉妬 ページ15

たくがなんか怒ってるような、ピリピリした空気を感じて



「ごめん、そろそろ私帰るね」



そう言って立ち上がる。




拓「なんで?」



「なんでって、」



拓「どうせお隣だしええやん」



「いや、邪魔かなって」



拓「邪魔なんて思ってないけど」



「これからやることあるんじゃないの?曲作りとか。それなら私、」



拓「そんな帰りたいん?」





冷たい声。


なに?この感じ。




「違うって」



拓「じゃあええやん泊まってけば」



「どうしたのたく、急に、」



拓「それはこっちが言いたいんやけど」




グイッと強く腕を引かれて雑にソファに投げられてたくが上に跨った。



上から見てくるたくの目はいつもとは全然違くて、少し怖い。





「たく、なに、まって」



たくは何も言わずに私の首元に噛みついてくる。



「ねぇ、たくってば、!」



服の中に手が入ってきて背筋が凍り付いた。



「ね、たく、」



拓「…」




嘘でしょ?


こんなとこで、このまま?




手でたくの体を押して抵抗するけど男の人の力には全然適わなくて。




「やだ、ねぇ、」




両手は頭の上に固定されてもう抵抗すらできなくなって

いつもみたいに優しい言葉も表情もなくて


ひたすら恐怖感で怯えた。





同時に今まで何人もの人とこういう事をしてきたのかとか余計なことも浮かんできちゃって。




なによりも、

私の気持ちは、完全無視なの?




私の存在は、そんなもんなんだと現実を突き付けられた気がして、それが一番辛い。




目頭が熱くなったと思ったら、すぐにボロボロ涙が出てきた。

嫉妬 × 嫉妬→←嫉妬 × 嫉妬



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らむね(プロフ) - Aさん» そんな事言って下さってうれしい限りです(>_<)気まぐれなゆっくり亀更新ですが楽しみにお待ち下さい!! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 64f520ad7e (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ほんとに一番好きな作品できゅんきゅんしっぱなしです(´;ω;`)次の更新も楽しみにしてます(o^^o) (2018年1月1日 3時) (レス) id: da8fd23d44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みあ | 作成日時:2017年11月8日 16時

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