同居人は有名人 6≪ﾆ/ﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ≫ 完結 (ページ17)

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ニノside ページ17

相『かんぱーい』

大きな声で、相葉さんが言った。

大『お疲れ～』
櫻『お疲れ～』
松『お疲れ～』

みんなもそれに続いて。

『お疲れ。』

誰も、泣いた理由を聞かなかった。

ただいつも通りに飯食って。
いつも通り、ちょっと馬鹿な話をした。

でも、たまに気づかうような目線を投げてきて。

なんかくすぐったい気がした。

『みんなありがとね。』

珍しく、素直に言えた。
やっぱりちょっとはずいな…なんて思ったけど。

潤君は照れ臭そうに笑って、
相葉さんはニコニコな笑顔で、
翔君はやさしく笑った。

大『ニノがそんなこと言うとなんかあんのかと思った。』
って、一人怪訝な顔をした人が言ってきたけど。

『なんもね～よ！！』

そのおかげで、本当に普通に笑えた。

ゲラゲラ笑ってたら、大野さんも笑った。

胸がじんとして、またちょっと泣きそうになったけど。
でも笑って。

あ～、嵐でよかった。

なんて、思った。

しばらくして、翔さんが明日早いからってお開きに。
次に行こうって雰囲気もなく、他のみんなも帰って行った。

帰りぎわ、相葉さんがよってきて

相『おじいちゃんになったら俺のありがたみが超わかるから！！』

なんて笑って一言いって。

なに言ってんだって笑った。

そのまま覚悟を決めてマンションに帰った。