episode9 ページ9
―――・・・
「ん・・・・・・」
・
目が覚めると、またあの部屋に戻っていた
「・・・殺される・・・」
?:ふははははwお前、自分から死ににいったん?w
・・・誰
西畑はまだ帰ってなく、
部屋には私と男が一人いた。
?:ま、ええか。それしとったら逃げるもんも・・・逃げれんし?
それって・・・
ガシャンッ
――――
ベッドの柱に繋がれたのは―――
私と柱を繋ぐ、
『手錠』だった
?:俺、重岡大毅ゆーねん。大吾に用あったんやけどー・・・おらんな。
「・・・」
パシッ
「いっ・・・」
大毅:女なんやから愛想の一つでもしろや。
そう言ってもう一度私の頬を叩いた
「・・・あんたは何したのよ」
大毅:何がー?
きっとコイツも―――
・
・
大毅:俺は、両親を殺した。
「・・・へ・・・」
・・・親を・・・?
大毅:そ、親。
親って・・・
大毅:ウザかったから殺した
そんな簡単に人を殺せるん――?
大毅:何偽善者ぶっ取る顔しとん?お前やって簡単に出来るんやで?
「へ・・・」
呆然としている私に
重岡はドス黒く染められた真っ赤なナイフを
私の手に握らせた
「や、や・・・」
大毅:これはさっき殺した女の血・・・
狂ってる
狂ってる
クルッテル―――――・・・
『重岡くーん』
玄関の方で、西畑の声がした。
大毅:おお、お帰りー
大吾:ただい・・・手錠付けたん?
大毅:おん、エントランスにおったから。
まずい
逃げたことがバレた・・・
大吾:ふーん・・・逃げたんや?
そう言って私の方をじっと見た。
大吾:あ、ちょーどええやん、それ。
―――・・・ナイフを私の前にかざした
大吾:ん、もう逃げませんて誓って。
「え・・・」
大吾:頬、これで切って。
・・・・
頬の皮膚は柔らかく、非常に敏感で
この先、消えることは難しい
一生残る、傷跡―――
大毅:なんや、俺が首ごと行ってもーたるのに。
「ち、誓います・・・」
大吾:え?
―――
ザクッ
ナイフの刃先を皮膚に当てると
簡単に血が出てきた
「もう・・・逃げないって誓います・・・」
2321人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいる - 今年も読みに来てしまいました 、何度読んでも終わりが近付くに連れて涙が溢れちゃいます。絶対にまた読みに来ますっ (2023年1月8日 14時) (レス) @page45 id: a55a80c359 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 久しぶりに読みにきてしまいました、、、何度読んでも泣いてしまう。又定期的に読みにきます。 (2022年8月23日 9時) (レス) @page1 id: aaba7b4d48 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ものすごく想像してしまって泣いてしまいました…とても感動しました、! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 6fbde03a1f (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 何回読んでも最後には絶対泣きます この物語を作ってくれてありがとうございます!! (2020年1月9日 0時) (レス) id: f62816a639 (このIDを非表示/違反報告)
鳳蝶(プロフ) - 何回も読む度涙腺が… 一回映像で観てみたいですね。 (2019年11月21日 23時) (レス) id: a5ac573be9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:怪物ちゃん | 作成日時:2013年11月8日 22時