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そうして彼女からの連絡を程々に拒否して、Aとの時間が増えていった頃。
「やべぇな....俺が緊張してきたわ....」
今日は、Aの合格発表の日。
俺の方が気持ちが落ち着かず、朝早くから部屋の中を無駄にうろついた。
「そうだ。Aに結果分かったら連絡してって言っておかなきゃ」
メッセージを送ろうとスマホを持ったタイミングでインターホンが鳴り、俺はいつもの癖でモニターも確認せずにそのまま玄関を開けた。
「はーい.....っ、！」
「おはよう、翔太」
玄関に立っていたのは、不気味なくらい満面な笑みを浮かべた俺の彼女だった。
「珍しいね。休みなのにこんな朝早くに翔太が起きてるなんて」
彼女は当たり前のように家に上がり、鞄を下ろした。
「どうしたんだよ、急に....」
「別に〜？翔太元気かな〜って思っただけ。なんか最近忙しいからって全然会ってくれないし」
俺は手に持っていたスマホをポケットに突っ込み、動揺していることがバレないようにコーヒーメーカーの電源を入れた。
それから何をするわけでもなくただ居座る彼女。
合格発表の時間もとうに過ぎていて、なかなか連絡の来ないAのことが気がかりだった。
「どうしたの？」
「え、？」
「なんかさっきから落ち着きがない」
「....あ、いや、」
誤魔化そうと言葉を濁した瞬間、タイミング悪く鳴るインターホン。
時間的にもしかしたらAかもしれない....
俺は慌ててモニターを確認しようとキッチンから移動すると、一足先に彼女がそのモニターを覗き込んだ。
「この子誰？」
「....いや、」
「誰？」
にこりと笑う顔に背中に冷たい汗が流れる。
「....俺が受け持ってるクラスの生徒、」
「ふーん？なんで家来てんの？」
「....今日大学の合格発表の日だから、知らせに来ただけだろ、」
「わざわざ家まで？」
「....」
「生徒が先生の家なんて知ってる？普通知らないよね？どういう関係なの？」
「どういうって....だから、普通に生徒だって、」
彼女からの容赦ない質問攻めに言葉が詰まる。
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cleam(プロフ) - 彩海さん» お返事が遅くなり申し訳ないです....！楽しんでいただけたようで、本当に嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます（ ; ; ）現在連載中の作品など、他の作品でも楽しんでいただけたら嬉しく思います！ (2021年11月29日 23時) (
レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
彩海(プロフ) - 苦しいくらいぎゅんぎゅんさせていただきました……。cleam様の書くお話は全て苦しいです！！(もちろんいい意味です)完結お疲れ様でした、今後もお世話にならせて頂きます、笑 (2021年11月17日 22時) (レス) @page49 id: b8d91d7ead (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - つばささん» わー！よかったです（ ; ; ）幸せになるシーンが少なかったので、短いながらにお届けしてみました....！楽しんでもらえて嬉しいです（ ; ; ） (2021年11月13日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - にゃー！甘々すぎて胃もたれしそうです…♡(略：最高です♡笑)更なる幸せそうな二人まで書いて下さって心がホッコリしました♡本当にお疲れ様でした(^^) (2021年11月11日 23時) (レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - センさん» ありがとうございます！続きをと仰っていただけることがとっても有難いです（ ; ; ）ただもう残りページがほぼないので超短編になりそうですが、なんとなく浮かびそうなのでまた出してみますね＾＾気長にお待ちいただけたら幸いです！ (2021年11月8日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年10月25日 22時
