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「ねぇ、何で連絡返さないの？」
「しょうがねぇだろ、仕事が忙しかったんだよ」
「そんな1日中息つく暇もなく？」
「....はぁ、疲れてるから後にしてくんねぇかな」
あの日を境に��結婚��を強く意識するようになった。
....正確には、意識��させられていた��。
少なからず年齢も関係していたのだろうけど、一番の理由は彼女からのプレッシャーだった。
��周りはもうとっくに結婚している��
��あの子にはもう子供が2人もいて��
��年齢を重ねたら出産が大変になる��
俺よりも年上の彼女は、口を開けばそんなことばかりを言うようになった。
日に日に鬱積した気持ちが降り積っていく。
そんな状態で『良い家庭』をイメージ出来るはずがなかった。
そんな時に出会ったのが、Aだった。
真面目で、優しくて、よく気が付く良い子で。
最初はただの生徒として接していたけれど、俺は重すぎる現実から目を背けるように、受け持ちの生徒に惹かれていった。
「A〜....」
「また雑務ですか？」
ふわりと笑う顔。
凄く嬉しそうに俺のお願いを聞いてくれて、そんな優しい笑顔を見たくて頻繁にAのことを頼った。
彼女の好意は自覚していた。
だから俺だけが��両想い��であることを知っていて。
凄く、凄く、幸せでたまらなかった。
Aと過ごしている時間は、彼女のことを考えなくて済むから気持ちが楽だった。
でも俺は教師という職業についていて、好意を寄せた相手はまだ未成年。
この気持ちは誰にもバレちゃいけない。
せめてAが卒業するまで、せめて今の彼女と別れて関係を清算するまで、この想いに蓋をしておくつもりだった。
それなのに俺の理性はいとも簡単に吹き飛んでしまい、気付いたらAと誰にも言えない関係をスタートさせてしまっていた。
でも、すごく幸せだった。
めちゃくちゃ可愛くて、可愛くて、可愛くて....
どうにかなってしまいそうなくらい、Aに溺れていった。
もう、彼女と別れよう。
そう決意するまでにAとのことを真剣に考えるようになった。
こんなにも年齢を重ねるまで一緒にいた彼女に、別れ話を切り出すだなんて酷だろうか。
でもきっとこのままじゃ上手くいくはずもないから、別れ話に持ち込めるように自然と彼女と距離を置くようになった。
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cleam(プロフ) - 彩海さん» お返事が遅くなり申し訳ないです....！楽しんでいただけたようで、本当に嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます（ ; ; ）現在連載中の作品など、他の作品でも楽しんでいただけたら嬉しく思います！ (2021年11月29日 23時) (
レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
彩海(プロフ) - 苦しいくらいぎゅんぎゅんさせていただきました……。cleam様の書くお話は全て苦しいです！！(もちろんいい意味です)完結お疲れ様でした、今後もお世話にならせて頂きます、笑 (2021年11月17日 22時) (レス) @page49 id: b8d91d7ead (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - つばささん» わー！よかったです（ ; ; ）幸せになるシーンが少なかったので、短いながらにお届けしてみました....！楽しんでもらえて嬉しいです（ ; ; ） (2021年11月13日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - にゃー！甘々すぎて胃もたれしそうです…♡(略：最高です♡笑)更なる幸せそうな二人まで書いて下さって心がホッコリしました♡本当にお疲れ様でした(^^) (2021年11月11日 23時) (レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - センさん» ありがとうございます！続きをと仰っていただけることがとっても有難いです（ ; ; ）ただもう残りページがほぼないので超短編になりそうですが、なんとなく浮かびそうなのでまた出してみますね＾＾気長にお待ちいただけたら幸いです！ (2021年11月8日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年10月25日 22時
