番外編. ジューンブライド〈2〉 ページ40
「京華ー!!!!」
柊先輩が私の所に飛んでくる。手には何か白くて綺麗なものを持って。
「それ…何ですか?」
「まぁまぁー見てからのお楽しみってことで!今日誕生日だよね?」
「あ、はいまぁ…そうですけど…?」
「おぉ!なら良かった!!皆呼んでくるねー!!」
やたらとテンションの高い柊先輩は、風の如くまた何処かへ行ってしまった。
数分後に、カルロス先輩、成宮先輩、そして白河先輩を連れてドヤ顔でやって来た。
「うふふふふふふふふふふふ…」
背中に冷や汗が流れてくる。
いけない。これは何かやばいやつだ…。
今、明らかに私の生命が危機に瀕している。
死亡フラグだ…。
じりじりと追い詰められて、背中に固い感触。
後ろには壁しかなかった。
「ふふふ…」
脳内非常ベルが盛大に鳴っている。
「やめっ…」
しばらくおまちください☆
「な…!」
「まだー?待ちくたびれたー早く出てきてー!」
柊先輩に引っ張られて出てくると、おー…っという声が響いた。
ウェティングドレスを着せられていて、これでもかという程顔が真っ赤になる。
なんで着せられたか。
それは、3日前のあの電話の件から。
作ったのはいいものの、柊先輩が着てみたらぶっかぶかだったらしい。
だから私に…と。誕生日も兼ねて。
頭がぐるぐるする。
「…」
途端、真顔になる柊先輩。
「…日奏?」
「……も…寝てな…い…やりきった…」
電池が切れたかのように倒れる先輩は、何やら幸せに満ちた顔をしている。
「ヒィィ…たこ焼き……」
寝言を言いながらぶっ倒れた。
立ちすくむ先輩達と私。
突然、腕をぐいっと引っ張られる。
「ちょっと…白河先輩なんで引っ張るんですかぁぁ?!」
「…」
「せんぱぁぁあい!」
「いってらっしゃい」
「京華、グッドラック」
そのまま部屋に連行される。
白河先輩のドSスイッチが入ってしまった。
なんで姫抱きされてるのよ?!
部屋に着くと、先輩はそっとベッドの上に降ろしてくれた。
「んぅ」
「…綺麗」
「…?!」
突然そんな事言われたら…ドキッとしてしまう。
頭の回転が完全に停止してしまったかのようだった。
「…成宮とかカルロスには見せたくない」
「っ!」
心拍数が上がって自然と涙目に。
暫く独り占めされた京華だった…。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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希望(プロフ) - アメジストさん» ありがとうございます<(_ _)> (2017年1月3日 17時) (レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - てかものすごい絵上手ですね (2017年1月3日 16時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - アメジストさん» イケメンにし過ぎました(笑) (2017年1月1日 23時) (レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - 白河メチャイケメンで泣けるww (2017年1月1日 22時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - はい。この小説を作った後にトーカちゃんの事を知ったので、物語の中盤で髪型を変えさせて頂きました。私のミスです!今後このような事が起こらないように気をつけます(><) (2015年7月13日 21時) (レス) id: b0e2c90b13 (このIDを非表示/違反報告)
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