過去のお話。 ページ6
やっと理解できた…
り「宮崎さん、もしまたそいつらでも他の奴らでも、なんかあったら言って?」
「い、いや…でも、」
り「でも何?迷惑とか言ったら怒るよ?」
「そ、そんな事は思ってないですけど…」
割とりょうくんも拷問っぽくなってるけど
りょうくんの顔は真剣だった。
?「そう言う時は素直にありがとうって言っとけよ」
「え、!?」
り「ごめんね、宮崎さん。俺もそう思う。あ、それからこれがとしみつね」
本棚に寄りかかって
そう言いながら微笑んでたのは
確かに昨日あたしを助けてくれた人。
「、き…昨日はありがとうございました!」
と「礼は昨日言っとったやん。何回も言わんでいいって」
「あ、はい…すいません、」
り「ねえ、宮崎さんビビってるって!としみつもっと優しく話してあげてよ」
と「はぁ?知らんわ!」
り「そうだ、宮崎さん。俺ら同級生なんだし敬語やめない?」
「え、?」
と「確かに。それは俺も気になってた」
り「俺らもAって呼ぶし、俺らの事も名前呼び捨てでいいからさ」
「え、あー…うん」
この人(りょうくん)の見事な話術に
あたしはまんまと引き摺り込まれた。
と「とりあえず気をつけろって。ああいう時はシカトして帰ればいいだわ」
り「それができたら苦労してないよね」
「ま、まあ…」
り「俺の予想だけど、初めてじゃないんじゃない?知らない男にああやって絡まれるの」
「…、っ、」
だめ。その話はしたくない。
と「一緒に帰れる時は一緒に帰ってやるよ」
「え、」
と「家近いし」
り「そうだね、それがいいよ」
「でも…」
と「迷惑じゃ、とか言ったらキレるから」
「、ありがとうございます…」
と「バレー部だら?俺野球部だで終わったら体育館行くわ」
り「俺サッカー部。俺も帰れる時はお伴します」
この日、あたしには
新しく2人の友達?ができました。
ちなみに同じクラスの柴田くんは
もうすでによく話せる友達です。
彼ら2人は柴田くんのことを
しばゆーと呼んでいます。
り「としみつ、口悪いけど優しい奴なんだよ?」
「え、?あー、うん。わかった」
としみつくんはそそくさとクラスに戻り、
りょうくんはあたしにそう教えてくれた。
そりゃ優しいでしょうね。
見知らぬ人を助けられるくらいだから。
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ピンクのとり(プロフ) - 応援してます!更新頑張って下さい! (2020年3月27日 13時) (レス) id: f66f4367d9 (このIDを非表示/違反報告)
ふくちょー。(プロフ) - Knymal01さん» ありがとうございますー。緑落ち、、を狙ってます実は! (2019年8月4日 2時) (レス) id: 9ee0be3c4f (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 応援してますー、是非落ちは緑希望です...! (2019年8月2日 23時) (レス) id: 437d9bd777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーカリ | 作成日時:2019年7月27日 2時