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過去のお話。 ページ4

どうしよう。…こわい。




男「待って、めっちゃ可愛いやん!」


男「一緒に遊ぶ?」


「い、いや…結構です、」


男「いいやーん!遊ぼ?」


「ほんとに…すいません」


男「ノリ悪い子だねえ、、」


「いっ、」









2人の男はあたしの手を掴む。









男「大人しくしてりゃよかったのに」


「や、やめてっ…」


男「言うこと聞かんのがダメだったね」


「やだっ…離してっ、」









男たちはあたしの制服に手をかける。








もうだめだ、
そう思った時だった。









?「手、離してもらえんっすか?」


「っ、!?」


男「誰お前」


?「その女、俺のなんで」


「え、」


男「はあ?」


?「聞こえませんでした?そいつ、俺のっす。触らんでもらっていいっすか?」


「…」








うちの学校の制服。
一年生の学年カラーのラインが入ったカバン。









同じ学校で同じ学年、か。









その男の子は
襲いかかる男の腕を掴み、
とても怖い顔をしている。









男「イキってんじゃねーぞてめえ!」


?「…それはおめーらもな」


「っ、!!」








?「こんなやり方でしか女口説けないんすか」


男「はぁ!?」


?「お前らみてえなのがおるで城西はバカにされとんだな」


男「もういいよ、行こうぜ」


男「てめぇ覚えとけよ!!」


?「…忘れるわけないやん、お前らみたいなバカ」








男たちは悔しそうにその場を去った。









「あ、あのっ…!」


?「気をつけりんよ、あいつら城西退学になった奴ららしいで。お前一年だら?」


「は、はい…」


?「家、この辺?」


「はい、」


?「送るわ」


「え、?」


?「あぶねーやん、また絡まれたりしたら」


「…ありがとうございます、」







ぶっきらぼうな言い方だけど
その人にはどこか優しさがある気がした。









?「…何組?」


「え、A組です」


?「へえ、」






会話が続かなくても
別にそんなに気にならなくて。









「あ、ここでいいです」


?「ん、じゃ」


「ありがとうございました」









シンプルな挨拶と共に
その彼はあたしに背中を向けて歩いて行った。









名前聞くの忘れたな、、
でも同じ学校ならそのうち会うか。









とりあえずこの日、
あたしは今後気をつけようと
改めて思えたのと、
助けてくれたヒーローに感謝しながら
眠りについた。

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作品ジャンル:ラブコメ
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ピンクのとり(プロフ) - 応援してます!更新頑張って下さい! (2020年3月27日 13時) (レス) id: f66f4367d9 (このIDを非表示/違反報告)
ふくちょー。(プロフ) - Knymal01さん» ありがとうございますー。緑落ち、、を狙ってます実は! (2019年8月4日 2時) (レス) id: 9ee0be3c4f (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 応援してますー、是非落ちは緑希望です...! (2019年8月2日 23時) (レス) id: 437d9bd777 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユーカリ | 作成日時:2019年7月27日 2時

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