過去のお話。 ページ11
としみつとあれから
ずーっと話してて、
家族のことやりなとまりの事も
たくさん話せた。
と「もしさ、」
「ん?」
と「かーちゃんにまたなんかされたらすぐ俺に言えよ」
「え?」
と「絶対。隠すな」
「でも…めいわ…」
と「迷惑じゃねーから」
「あ、はい…」
と「できることはしてやるって言っとんの。黙って受け入れとけ」
「ありがと、としみつ」
と「…おう、」
としみつくんはぶっきらぼうで
不器用なんだろうなって
勝手に思ってたけど、
優しい人ってことは間違いない。
と「ねえ、」
「ん?」
と「祭りん時さ、俺から離れんで」
「へ!?」
と「バカ!変な意味じゃねーから!迷子になったらやべーし、またそうなって今度こそ祭り本格的に嫌いになったら困るから」
「あ、うん。ありがと。じゃー離れない!」
これで安心して祭り行けるかな?
と「お前って結構うざいね(笑)」
「え!?」
と「いや、別に悪口のつもりで言っとるじゃないよ?なんていうか、、うん。うざい(笑)」
「なにそれー!?」
優しいんだろうけど、
でも、、不思議な人だ。
と「浴衣、着て来いよ」
「ゆ、浴衣?!」
と「普通祭りは浴衣だら(笑)」
「着れそうなら着る予定だけど、、」
と「じゃー俺らも浴衣頑張って着るわ(笑)」
としみつの笑顔を何回も見てると
悩みとかも全部吹っ飛ぶ気がした。
それにりょうくんや柴田くんも
ステキな笑顔を見せてくれる。
それにりなやまりもいてくれて、
あたしはとことん幸せだと思いたい。
優しくて男前な言葉をくれたとしみつと
りょうくんに少しきゅんとしたのは
あたしだけの秘密にしておこう。
「あのさ、としみつ…」
と「ん?」
「お母さんのこととかお父さんのこと…他の人に言わないで欲しいんだ」
と「バカかお前」
「え?」
と「言うわけねぇやん。人の家庭事情だぞ?ペラペラ喋っていいことじゃねーんだから。俺でもそれくらい分かっとるっつーの!」
「あ、ごめん。そうだよね」
と「謝んなって(笑)」
「あ…ごめ、じゃなくてうん(笑)」
と「嫌じゃなかったらでいいんだけどさ、袖。めくってみ?」
「え、…」
と「嫌じゃなかったらでいいから」
普通なら今まで見せたことのない傷。
りょうくんには見られちゃったけど、
あたしは、自然と袖をめくった。
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ピンクのとり(プロフ) - 応援してます!更新頑張って下さい! (2020年3月27日 13時) (レス) id: f66f4367d9 (このIDを非表示/違反報告)
ふくちょー。(プロフ) - Knymal01さん» ありがとうございますー。緑落ち、、を狙ってます実は! (2019年8月4日 2時) (レス) id: 9ee0be3c4f (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 応援してますー、是非落ちは緑希望です...! (2019年8月2日 23時) (レス) id: 437d9bd777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーカリ | 作成日時:2019年7月27日 2時