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「あーー！もぉぉー!!」
って、頭ガシガシして
なんか怒ってるみたいな課長を見たら
堪えてた涙がこぼれちゃった。
「泣くな！何で泣くんだよ！ちゃんと俺の話聞いてる？」
私の手からカフェラテを取り上げて、椅子の上に置いて、課長もコーヒー置いて。
私の肩に両手のせて
ぐいっって、課長の方を向かせて
「あのさ。1回しか言わないから。」
肩から手を離して
指で私の涙拭って
私の頬を手のひらで包み込んだ。
「俺はAが好きだ。」
破壊力あり過ぎる言葉は
脳内が作り出した幻聴なんじゃないかって
まるで時間止まったみたいに
ぽかーんってしてしまってた。
「口開いてる(笑)」
そう言って親指で顎あげられて
課長の顔がどんどん近づいてきた。
あ、あ、あ、これって!!
心拍MAXで、ぎゅっって目を閉じたら
頬を引っ張られた。
「夢なんじゃねーの？って思ってんだろ？」
頬を引っ張ったまま
へんな顔ーとか言って笑ってる。
「ひっひたいでしゅっっ」(痛くないけど)
そう言ったら離してくれて
また優しく頬を撫でて
「夢じゃないから。大切にする。」
夢じゃないのなら
私、死んでしまってるの？
言葉が全くでなくて
カラダも固まっちゃって
何も考えられなくて
「思いっきり甘やかせてやるよ。」
って、おデコにキスしてくれた。
ほんとに死んだ。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2020年2月15日 9時
