最愛 3 (ページ21)

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「はい。」

って手渡されたカフェラテの
優しい甘さにホッとする。

私の横に座って
コーヒー飲んでるだけでドキドキする。

組んだ脚が長いの。
膝から下がすごく長い。
スタイルの良さって結局骨格なんだなー。

とか、ボーっと考えてたら

「脚に何か？」

って課長が笑いながら話しかけてきて

「えっ？」

「俺の脚を食い入るように見てたから、触られるんじゃねーかってドキドキした。」

「さっ、触りませんっっっ」

「そ？」

そういってコーヒーを口にして

「俺は触りたいけど。」

って、悪い顔して笑った。

一瞬で顔に熱が上がる。
そんな言葉は聞こえなかったフリをして
カフェラテを口にした。

落ち着けA

「あのさ。」

課長がカラダごと私に向ける。

「なんかさ、色々誤解してるっぽいから。」

そういって指でこめかみポリポリしてる。

照れくさそうな？

「誤解？」

「そう。もしくは勘違いしてると思うんだけど。」

勘違い？

「俺と橘のこと。付き合ってるとか？」

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